【感想・ネタバレ】侵略する豚のレビュー

あらすじ

ある日、太平洋を越えて種豚がやってきた。

本書は食をめぐる本格ノンフィクションであり、同時に日米の貿易問題を理解する解説書です。
「侵略する豚」は、小学館のWEBマガジン「ブックピープル」で57回にわたり連載されました。その間誕生したトランプ政権はTPP離脱を決め、それに代わる日米交渉はさらに厳しくなると予想されています。また、中国国家主席の習近平は米国との距離を縮め、著者の分析通りなら食料戦略で足並みをそろえようとしています。
その米中の意図と日本が抱えるリスクを、著者は豚肉を題材に徹底取材しました。
日本が豚肉の市場として米中の草刈り場になるのではないか、いやそれどころか食料自給率がどんどん下がり、日本は米中に胃袋をつかまれ身動きが取れなくなるのではないか―。取材を元に著者はそう警鐘を鳴らします。
幕末の日本を皮切りに、アメリカへ中国へ。緻密な資料調査と丹念な取材で、時空をまたぐ物語となった本作品。1960年代、アメリカの種豚が援助の名の下に日本に送られたエピソードは圧巻です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

農業とその販路について国全体で対策している米国と、それとは反対に零細農家に第6次産業まで押し付ける日本、一方で汚染された国土での自給率95%をあきらめ、輸入依存度を高める中国。そこへ貿易自由化と保護貿易が鬩ぎ合う。日米友好の為に送られてきた35頭の豚には、アメリカのしたたかな農作物拡販戦略隠れていた。戦いはまだ続いていてこの先も終わる気配はない、と実感。

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2022年03月05日

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