【感想・ネタバレ】千年の愛を誓って【ハーレクイン文庫版】のレビュー

あらすじ

エヴィの恋人の名はシーク・ラシード・アル・カダー。父の跡を継いで国を統治し、いずれ一族の女性を妻にするという定めを負った、見惚れるほど美しいアラブのプリンスだ。ラシードの立場を慮り、身ごもっていることを打ち明けるのをためらっていたエヴィだったが、いつものように抱きあい、甘美なひとときを過ごし――妊娠したことを告げると、冷たいまなざしでラシードに、「赤ん坊は僕の子か」と突き放されて、エヴィは青ざめた。しかも追い打ちをかけるように、彼の婚約を知らされ……。
*本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったです。

ストーリーとしては砂漠の国の王子と美しい富裕階級のイギリス人女性の恋。

国王の後継者であるシークとヒロインの恋は、当然ながら障害が多く、見込みがありません。
-どころか、スキャンダルとしてマスコミからは取り沙汰される始末。そんな娘に対して、ヒロイン、エマの母は「恥知らずで淫らな娘」と悩みの種であるかのように言います。
そんなある日、エマは妊娠。
歓びの日、兄に結婚式を台無しにしてはと、その日までは到底打ち上げられず、悩んだ挙げ句、やっと打ち明けたエマにラシードは彼女が故意に妊娠したかのようなことを言い-。

ラシードはエマを愛していて、エマもまた同じです。
二人とも相手の魅力に囚われ、相手を深く愛して必要としています。
なのに、交際している間はなかなか気づかず、殊にラシードはエマの妊娠がきっかけで、自分がいよいよ他の女性と結婚寸前までいって漸く気づいたということでしょうか。
大切なことに気づいてからの彼の一連の行動は、愛する女性とお腹の我が子を守ろうとしており、男性として立派でした。
ただ、気になるのは、ではエマが妊娠しなかったら、やっぱり「愛人」として付き合い続け、いざとなったら捨てたのか?
そういう疑問が残ってしまうのですが、、、
結果良しなら、すべて良しなのでしょうか、ちょっと腑に落ちないところもあります。

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2019年01月12日

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