【感想・ネタバレ】東大教養学部「考える力」の教室のレビュー

あらすじ

東大教養学部で東大生が殺到する授業があります。
それが、「ブランドデザインスタジオ」。

学校の試験は得意だが、ゼロから1を生み出すことが苦手とされる東大生。
彼らに向けて、社会に出て使える「考える力」を教えようと始まったのが、本授業です。
卒業生からは、ベンチャー起業家などが次々に輩出されています。

講師は、博報堂ブランドイノベーションデザインのトップ。
ビジネスで使える「最新の実学」(=デザイン思考)を、学生向けにわかりやすく咀嚼した、最強の思考法です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「改善はできても、新しいものは生み出せない」という、日本が抱える大きなジレンマ。
博報堂が創った思考法「リボン思考」を用いて、新しい考えを生み出せるようになろうということを説いた本です。

リボン思考のフレームは、インプット、コンセプト、アウトプットの3つです。

それぞれについて事例を出して説明してくれていますが、いかんせん、日本一の大学東大の教養学部で講義されたものだけあって、私にはなかなか難解でした。

ただ、為になることはたくさんありました。
私がインプット、コンセプト、アウトプットの全ての過程をたどるような仕事をすることは、めったにないので、流れとして使いこなす必要はなく、要所要所で活かしていければ楽しいなぁと思います。


以下心に残ったこと

・アイデアの質は、量に比例する。
(1000個のアイデアのうち、3ついいものがある程度だと言われる)
・アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。 ジェームス・w・ヤング
・平均よりも極端を大切にすると、面白い発見がある。
・同業他社や業界内のケースを調べても、アウトプットの同質化を招くだけ。
・同業は反面教師する。異業種のケーススタディは◎。
・全く関係のない2つ以上のものに、無理矢理似たところがないか探してみる。
・秀逸なコンセプトは、意外性と納得性を兼ね備えている。そういうコンセプトを作り出すのに有効なのが、「だから/なのに」思考法。
例)「SNSだから写真投稿できる」けれど「SNSなのに写真が残らない」
・チェックリスト法
人の視点、時間空間、カタチ、意味などを変えてみる。すると新たに面白い考え方が生まれる。
・プロトタイピング
精度はともかく早く作ってみて失敗から学ぶ

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2021年05月11日

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