【感想・ネタバレ】偉大な数学者たちのレビュー

あらすじ

ガウスは50桁ぐらいの計算はものともしなかった。むしろ楽しみですらあった。しかも数字に異常な記憶力があり、いちど計算したことのある数は自在に取り出すことができた。整数の研究にも熱情を注ぎ、法則の発見のために独力で大きな数表をつくった。素数の表、二次剰余・非剰余の表、1000以下の素数の逆数の表……。このように数学の神に導かれたガウスもいたし、一生を数学に生きたオイラーもいた。狂熱に引きまわされ短い生涯を駆け抜けたアーベルやガロアもいた。他にアルキメデス、ニュートン、ライプニッツなど全20人が登場。天空を舞うような彼らの高揚感を熱くつづった「数学者物語」。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ガウス、アーベル、ガロアを中心に中世、近世の数学者の人生をそのつながりとともに書き上げた力作。本書の内容は、才能ある若い脳をその適正へと導くはずである。理系離れが激しい昨今、数学の授業で問題ばかりを解くのではなく、このような本を取り入れ数学史を学んでほしい。

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2018年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

嘗て筑摩書房から出版された「中学生全集-全100巻-」の一篇、
1950年のことだからなんと60年前。
古代ギリシアのアルキメデスやピュタゴラスにはじまって19世紀初期のアーベルやガロアに至る二千年の数学概観史。
とくに、ガウス、コーシー、アーベル、ガロアの4者について語る第4章「近世数学の高峰」は、著者の熱意が伝わりくる雄弁さがきわだつ。

「久遠なる糸杉はわれをかこむ
 色あせし秋の日よりなお色あせて
 わが身は墓場へとくだりゆく」
-迫りくる死期を予感しつつ書かれたガロアの手記

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2011年12月19日

Posted by ブクログ

あんまり専門的な話には入らず偉人伝のような感じで読みやすかったです。
巻末に数学者の年表がついてるので時代がわかりやすくていいなと!
エコール・ポリテクニックらへんの話はこれで初めてしったので面白かったです~!

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2010年05月08日

Posted by ブクログ

評価4.0
半世紀をへて名著がよみがえる。
数式など用いず、天才達の感動をともに味わえる芸術作品。
読みながら、私の若い頃の情熱が少しよみがえってくるw

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2009年10月04日

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