【感想・ネタバレ】【合本版】封鬼花伝 全5巻のレビュー

あらすじ

「ならばわたしは、自らの命を賭しておまえの腕と知恵を試す、姫絵師」
凄絶な美貌の第一皇子・刀火(とうか)から、国を滅ぼす「絵」を封じるよう命じられた千樹(せんじゅ)。
貴族が大嫌いで相性最悪の二人だったが、千樹は刀火の中に国を滅ぼす「魔王の種」が抱かれている事を知る!!
それはかつて千樹の国を滅ぼした物で――!?
己の命運に「勝つ」ために、二人は過酷な試練に立ち向かう!!
三川みり×由羅カイリが放つ王道和風ファンタジーが、合本版で登場!!

【収録作品】
封鬼花伝 暁に咲く燐の絵師
封鬼花伝 雪花に輝く仮初めの姫
封鬼花伝 春を恋う咲きそめの乙女
封鬼花伝 飛花薫るうたかたの口づけ
封鬼花伝 光綾なす千花の夢

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重厚な書き込み

ひとの心の揺れをそれぞれの心の最奥部にまで自ら掘り下げることの困難と、そこで見た自分と向き合い切ることを巡る葛藤を、あくまでも舞台構成と登場人物に託して描いた力作と評価したい。

はじめ連作として執筆されながらストーリー展開と主題に破綻がないのは、著者が練り上げた構想ははじめから確かなものだったからと思う。

ライトノベルの分類だが、小説あるいはファンタジー文学として良い丁寧な執筆を感じる。

#深い #共感する

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2024年03月13日

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