【感想・ネタバレ】憎悪と愛の哲学のレビュー

あらすじ

愛する人を憎め。
日本人には、憎悪が足りない。

イスラーム過激派テロから、原爆投下の裏面史まで。
縦横無尽な論証で社会学の最重要概念を更新する、
「神」「資本主義」「歴史」をめぐる思考の冒険。

第1章 資本主義の神から無神論の神へ
第2章 憎悪としての愛

「経験や行動は、できるだけ浅く、短いところに、思考を着地させようとするのだ。
経験と行動が発する重力に負けて、着地してしまうと、思考の明晰性が届かない
領域が広く取り残されることになる。だが、このとき、もし〈概念〉をもっていれば、
思考はその分だけ遠く飛ぶことができる。」 ――「まえがき」より

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