あらすじ
お昼の人気番組“ひるバナ”の司会者・花城大輔は
爽やかな昼の顔とは裏腹に、夜は恥辱プレイ大好きの淫乱中年男。
周りから求められる完璧な「花城さん」に辟易する毎日に現れたのは
そんな自分を憧れの眼差しで見つめる花城の大ファン通称「Tシャツくん」。
彼とのささやかな会話が癒しになっていたが、
すべてを見透かされているような会話に恐怖を覚え始める。
★単行本カバー下イラスト収録★
【電子限定で描き下ろしの4ページ漫画が収録されています。】
感情タグBEST3
匿名
わたしは司会者
これめっちゃ面白かった。好感の持てる表紙とは打って変わっての怖さがあった。社会の闇と言うべきか・・・実際にありそー!とか、思いながら読みました。けど、最終的にはみんなが幸せになったし、これで円満に生活出来るならありよね。
心の闇、社会の闇
狂気の作品。
前半は裏の顔を持つニュースキャスター。心のバランスを欠いています。そこを丸ごと包み込んでくれる子と出会い、癒されていきます。
後半は、くたびれたおじさん好きの奉仕精神旺盛な大学生。前半のモブが後半の主人公になります。2人は友達で、頭のおかしい会話を繰り広げております。
前半は心の闇、狂気を感じつつも終わり方がちょっと切ないですね。いつか彼の穴は塞がるのでしょうか。
いつも作者のカバー下が好きなのですが、今作は『廃屋のパチンコ屋みたいな話』だそうです。すごい例え。でも読んでみると、なんとなくわかる気がします。
深いです
絵は好き嫌い別れそうです。でも内容はすごく深くて…葛藤が読んでいて恐ろしかった。
まるで神と崇められている存在に今度は自分が依存してしまう花城さんがめちゃくちゃ人間らしくて良かったです。
番外編のおじ受けも良かった!今気づいたけど両方おじ受けだ!
狂気
ほんとに「狂気」って言葉がぴったりくる。ほのぼのしたタッチでここまで闇を描くとはすごい。面白いんだけど、狂気が黒すぎて怖かった。人間のダークな面が丁寧に描かれていると思う。