【感想・ネタバレ】人間失格 3のレビュー

あらすじ

不朽の名作を鮮烈な恐怖描写で描く衝撃作。

日本文学の不朽の名作『人間失格』をトップホラー漫画家の伊藤潤二氏が独自の表現で捌く衝撃作の完結編・単行本第3集です。

人間の営みが理解できない。なのに、周りの人間の目が気になって仕方ない。都会の生活の中で多少図太くなった葉蔵は自分に絶対の信頼を寄せるヨシ子と世帯を持った。しかし、ヨシ子の心と体が犯され、その苦しみから逃れるために、酒や麻薬の中毒となる。
治療のために入院した病院で、奇蹟的な出会いが待ち受け……

「世間と折り合いがうまくつかない」そんな読者に深く愛される名作に、強いインスピレーションを得た伊藤潤二氏。氏がホラーの要素を絶妙に取り入れ、人間の業を深く掘り下げた新たな衝撃作を紡ぎました。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

太宰治とようぞうが話す場面がうまい
薬屋の奥さん、よしこ、むねがはりさけそう
救いのない暗い感じからの上がって下げるの秀逸
原作よりようぞうまじくそ

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2022年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もう、この漫画抜きで「人間失格」を思い出せないのではないか。
伊藤潤二は原作を、確実にアップデートさせた。
「ファム・ファタル」という語本来の意味(ただの悪女ぶりっこではない。本人ですら苦しむほどの無自覚の悪女)を体現する女が、なんと1巻から復活してくる!
そしてその女は葉蔵が「殺して」きたすべての女を体現している! また美しい。
そして原作の終結へと綺麗に収束するのだ……。嗚呼。鳥肌モノの漫画化だ。

0
2018年09月19日

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