あらすじ
日本を代表するコーチング会社である、コーチ・エィ。そのプログラムでまず練習するのは、「口をはさまず、最後まで人の話を聞く」こと。とにかく聞き役に徹する訓練をする。「聞く」ことの重要性はみなわかっているものの、それ以前に「話さない」ことの大切さを自覚している上司は少ない。
上司はつい「教える」姿勢から話しすぎてしまうもの。けれども実は、上司が話せば話すほど、教えれば教えるほど、部下は学べなくなっていた…!?部下自身に話をさせ、自分の言葉で語らせることで、加速度的に成長する。それにはまず、上司が話す量を意識的に減らすところからスタート。コーチングの第一人者が「本当に生産性の高い組織」をつくる方法を伝授します!
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Posted by ブクログ
世の中には様々なリーダーシップ理論があり、それについて書かれた本が出版されていますが、
この本はコーチ型マネジメントについて書かれた本です。
コーチングは15年ほど前から日本で行われるようになりましたが、
コーチングは役に立たないと思われている事も多いようです。
マネジメントのすべてをコーチングに変えるのではなく、
コーチングをマネジメントに応用する、それがコーチ型マネジメントです。
「育成する=ハウツーやノウハウを伝授する」というイメージが強かったですが、
まず初めは、【とことん話を聞くこと】からスタートするのがコーチ型マネジメントの特徴。
上司の語りすぎ、教えすぎは部下のやる気を奪うだけで、
実績を積み上げてきた優秀な人が、優れたリーダーになるとは限らない。
優秀な部下を育成する事もリーダーの大事な仕事であり、
自分で考え、自分で動く部下を育て上げる事で組織の生産性を大きく飛躍する事が出来ると確信が入る内容です。
具体的で分かりやすく解説してくれる本なので、どんな人にも読みやすい1冊です。