あらすじ
大切な人の突然の死。魂だけでもいつも傍にいて欲しいと願う気持ちが、見えない何かを引き寄せるのかもしれない。二十年前、男友達が自死した。彼の想いを素直に受け入れられなかった若い自分。そして今、恋愛に失敗し、仕事にも行き詰まった私は、様々な思いを抱え彼が最後に泊まった岬のペンションを訪れる――(「岬へ」)。生と死のあわいに漂う不確かな存在を、妖しく描き出す幻想怪奇小説集。
...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
以前小池真理子がホラー作家だったころの作品も大好きだった。これもそう。
文章が美しく、丁寧で甘美。なのに人の心をほんの少しぞくっとさせる感じがほどよく怖い。本作は怖いだけでなく不思議な感じもする。また過去のホラー作品を読み返したくなった。