あらすじ
「おまえを俺の后にする」男でありながら王女として暮らす苓鈴。他国への刺客となるべくその身を毒で満たし、接吻で殺められる“毒姫”に育てられた。だが国内で謀反が起こり、両親を喪った上に首謀者の神開という男に囚われ、結婚を強いられる。神開を屠ろうと初夜に臨んだ苓鈴だったが、なぜか彼に毒は効かず、男と知られてなお無垢な躰を拓かれた。毒ゆえ敬遠され、親の温もりすら知らない苓鈴は、初めての熱と快楽にただ喘ぐことしかできず――。
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Posted by ブクログ
自ら身体に毒を取り込み暗殺者として育てられた苓鈴
反乱を起こし国と苓鈴の両親を屠った神開
愛されることを知らず、それでも民を想い、親の敵である神開に存在意義を導かれ愛する苓鈴の姿が良かったです。想いが通じあった後のイチャラブがもう少し欲しいですね
他三作があり、二作は悲恋
何ともその後を掻き立てられる作品でした。
笠井あゆみ 先生の凄絶色香イラストが世界観を表してて素晴らしいです。
古典 中華風
4つのお話の短編集。
一つ目は表題の毒姫のお話。ハッピーエンドです。
二つ目は超短編。数ページです。
三つ目は犬として飼われることになった少年の話。肉体的にも精神的にもキツいです。
四つ目は一つ目の毒姫の弟にあたる王子のお話。
1番シンプルでほんわかしており、読みやすいです。
しかし、どれも狂気がまじったお話で
個人的には気味悪さが残ってしまいました。