あらすじ
とある山荘で会社経営者の妻と8歳の息子が転落死した。夫は無実を主張するも、容疑者として拘束される。しかし、関係者の発言が食い違い、事件は思いも寄らない顔を見せはじめる。遺された妻の手記と息子の救援メール。事件前夜に食事をともにした友人夫妻や、生前に妻と関係のあった男たちの証言。容疑者の弁護人・睦木怜が最後に辿り着く、衝撃の真相とは!? 関係者の“告白”だけで構成された、衝撃の大逆転ミステリ。
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Posted by ブクログ
とにかくめっちゃリーガルミステリー!!
(最後が特に!)
「鬼畜の家」最高だったので
わくわくしながら読みました
「鬼畜」のほうが好きかな
でもこれはこれでおもしろい
真相を知ると悲しい
結局、だれが悪くてだれが悪くないとか
そういうことじゃなかったというか
学んだことは
「頭の良い人を敵に回すと怖い」ってことだな
Posted by ブクログ
綿密に立てられた計画の標的が殺された人達でないのは驚いた。
そして最後のXの独白の最後にある、負けたという趣旨の言葉でここでタイトル回収か、となった
個人的には真実にほぼ近づいた弁護士の方がXを無罪としたまま判決を迎えてよかったのかという気持ちにはなった。
ただ証拠を提示できるほどの物もないのかとも思ったけれど。
そして復讐の矛先にはなんの影響も与えられず、ただやるせなさとかとかで数年後自殺に至ったんだろうなと思うとなんとも言えない気持ちになった
Posted by ブクログ
登場人物の証言をまとめたような形式で進むが、ちょっと同じような文章が続く感じが読んでいて疲れてしまった。しかし、最後まで読むとその文章の中にも最後につながるものが散りばめられていて面白いと思った。若干、都合が良すぎるのかなと思う部分もあったが、今年最初の読書にしては良かった。
Posted by ブクログ
事件の関係者にそれぞれ話を聞いているような展開で書かれているので読みやすく、また話が衝撃的(妹を殺した!?)なので一気に読んでしまう。誰が嘘をついているのか?という、この本の帯に書かれていたテーマを考えながらずっと読んでいられた。しかし読唇術で分かった、という辺りから少し現実味がなくなってしまったのが残念。
Posted by ブクログ
事件関係者の供述、独白で物語が進む珍しいタイプのミステリー、早々に辻褄が合わなくなるから、どれが嘘なのかを疑うだけだが最後まで面白かった。これだけの供述の伏線を全て回収しつつ、ちゃんと落とすのは相当難しかったんではないか。作者は元弁護士で、経験からの意見がチラ見えしてくるのが興味深い。
Posted by ブクログ
すごく不思議な構成であった。1つ1つの告白が長く様々な視点で語られ、最後はどういった結末に落ち着くのかであった。
驚くほどのトリックがあるわけでもどんでん返しが有るわけでもないが最後の告白には納得させられる。
主人公である弁護士・陸木怜の人物像が全く語られないのも意外性があった。
Posted by ブクログ
「敗者の告白」
転落死した妻子 残った夫。その妻が残した夫に対する告発文。「私が死んだらそれは夫の仕業です」と、息子が死する前におばあちゃんに送った一通のメール。「僕はお父さんとお母さんに殺される」
そして「妻は自分を殺そうとしていた。正当防衛だ」と無罪を主張する夫。果たして何が本当で何が嘘なのか、誰が誰に殺意を持っていたのか。
一見、視界クリアな道が開かれているように見えて、目的地が見えない不思議な旅だった。
この家族の「告白」から連なる関係者達の「告白」が、主に夫の担当弁護士に向けて語られ、徐々に真実が明らかになっていく。今となっては珍しくない構築だが、やはりジワジワと全容が見えてくる形式は先が気になって仕方が無い。
「夫の親友」「その妻」「不倫相手」とまぁ様々な告白が繰り広げられる中、妻の不倫相手である「歯医者の告白」にはクスッとせずにはいられないでしょう。敗者ならぬ歯医者。もしかしてこちらのお方スーパーキーパーソンなのかなと、いらん考察を繰り広げた経緯は置いといて。
亡くなった妻子の告白、正に「敗者の告白」で進んでいく物語。そこから様々な告白を聞き、真相を探る弁護士様。その情報を縫い合わせて作ったつぎはぎに曖昧ながらも浮かび上がる真実。
ミステリーとして先が読みやすい部分はあるが、最後まで読んでこのタイトルの本当の意味に到達したその時、この作品の美しさを感じる事ができるかと思う。ドロドロまでいかないリアルな「人の闇」にスポットを当てた繊細な表現力に心掴まれました。
肝心の着地点ですが、通販ショップで大安売りしかねない「取り付けるだけで簡単イヤミス」なエピローグは賛否ありそうですが個人的には...好ちです。
Posted by ブクログ
転落死した妻と息子は本当に夫に殺されたのか、それとも妻からの正当防衛だったのか。
(基本的に)全て関係者の「告白」で構成されている話の流れが面白かった。この流れで純粋に登場人物に持つ印象やイメージが変わっていく。
そして最後でタイトルの意味が「なるほどね」って分かるのがさすがだな、と思った。