【感想・ネタバレ】子育ての大誤解 重要なのは親じゃない〔新版〕 下のレビュー

あらすじ

「子育て神話」を葬り去る、革命の書! 〈本書に登場する事例〉 ・子どもは家と学校とで性格ががらりと変わる ・英才教育を受けた「神童」の多くは悲惨な末路を辿っている ・移民の子どもたちは家では母国語、外では第二言語を話す ・スラム街を去った不良少年の学業成績は劇的に向上した

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・スキナーの行動主義が強かった時代には、泣いている赤ちゃんを抱き上げるという行為は抱き上げることで泣くという行為を強化する、として戒められていた。今は全く逆のことが言われている。

・そもそもこうした社会科学の研究ではコントロールを置くこともできないので因果関係を立証することは甚だ困難だ。親が叩くから難しい子になるのか、難しい子だから叩かれるのか、はっきり立証されないまま一般的に正しい意見とされていることが非常に多い。

・人の心理的特徴はその50%が遺伝の、50%が環境の作用による。環境には家庭などの共有環境と、友人関係などの非共有環境がある。しかし1970年代にはアメリカの心理学は行動主義の影響下にあり、遺伝の影響を認めない傾向が強あった。政治的にも生まれながらの相違点の存在を認めず、遺伝の影響を否定する傾向があった。

・Dunn & Plomin(1990)によると、出生順位と性格傾向についても関係はない。長男はこういう性格、、、などというステレオタイプな見方は間違っている。家の中では出生順位と性格の関係はあるかもしれない。第一子は支配的で責任感が強い。しかし、こうした出生順位との関係は家庭内にほぼ限られている。仲間との付き合いにおける社会的生活能力は子供の中に存在するのではなく、それぞれの人間関係の中に一つずつ存在する。

・親よりも環境が重要な証拠として、非行少年たちも(家族同伴で)転居するだけで問題行動が減るという。孟母三遷の教えはやはり正しいのだろう

・IQも労働者層の親に育てられるよりも中流階級の養父母に育てられた方が12ポイントほど上昇するという。ただし、養父母に育てられた養子二人のIQの相関は幼少期には強い。これはおそらく各家庭の環境によるものだろう。しかしこの相関は大学入学ぐらいの年令になると消えてしまう。血のつながりのあるきょうだいに近いIQになり、12ポイントほどの優位は7ポイントほどに小さくなる。

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2017年10月23日

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