あらすじ
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■バリエーション豊かな日本海軍の“食”文化 西洋料理、カレー、羊羹&アイスクリームまで! “軍隊の食事”と言うと味気なく簡素なものを思い浮かべてしまうかもしれない――しかし、日本海軍は違う! 西洋料理から和食、中華、またオリジナリティあふれた和洋混合メニューやスイーツにいたるまでバリエーション豊かな食事が日々、供されていたのだ。この本では、当時の資料に掲載された数百点に上るレシピから、46品目を厳選しました。■時代による変化・艦艇による違い西洋の模倣からスタートした近代日本。海軍の食事もまた当初は西洋料理を中心としたものでしたが、さまざまな出来事や時代の変化、海軍をとりまく状況の変化によって、そのバリエーションが広がりました。本書では「明治期」、「大正~昭和前期」、「太平洋戦争期」の三章に分けて時代や世相による海軍料理の変化や発展を解説。さらに艦艇の大きさや設備の違いが料理に与えた影響など、海軍と“食”に関する解説コラムも充実しています。
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Posted by ブクログ
明治期から昭和戦前までの大日本帝国海軍の食事を再現したレシピ集。船というスペースや上陸の機会が限られた条件下での各艦の個性もとりどりの工夫されたメニューの数々は面白かった。
著者はミリタリー系のライターのようで海軍の食事事情に関する解説も充実した感あり。強い兵力を養成・維持するために、年を追うごとに栄養管理や着実に栄養摂取をさせる工夫なども講じていたんだなあ。太平洋戦争末期の補給の断たれた孤島でゲテモノを食いながら命をつないだ的な話ばかり聞いていて、そこから何となく軍隊の食事なんてろくなもんじゃなかったんだろうと思っていたけど、そうでもなかったどころか、当たり前のことだが兵士を着実に活用できてこそなのだから、そのためにも充実した食事は必至だったということ。
すごく面白く読んだんだけど、表紙はじめ書中にオタクの皆さんが好きそうな女の子のアニメキャラのようなのが散りばめられているのだ何だかなあ。軍事もの好きな層とアニメキャラ好きな層は重なるってことか。