【感想・ネタバレ】「いい会社」ってどんな会社ですか? 社員の幸せについて語り合おうのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年07月04日

伊那食品工業の塚越会長と、サイボウズの青野さん、ユーグレナの出雲さんの対談形式の「いい会社」論。

年功序列の終身雇用制の伊那食品。これだけ聞くと昔ながらの遅い会社なんじゃないかと思ってしまうが、逆に先進的で本質的な経営をしている。

まず第一に「社員が幸せか」。社員をめちゃくちゃ大事にしている。社...続きを読む員が幸せになれば、モチベーションも上がり、結果は後からついてくるとの見方。

社員のために安定経営をし、リストラは絶対しない。社員は安心して働けるだろう。安心っていうのは余計なこと考えなくてよくなるので、たしかに社員は力を余すことなく会社に使えるだろうな。成熟した業界でこういう経営が広がるのはいいなと思うし、これから拡大する業界でも学ぶべきことは多い。青野さんと出雲さんとの対談形式であることがまさに、そのことを教えてくれる。


・「良い会社」と「いい会社」

・会社の目的は「社員を幸せにし、社会に貢献すること」

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Posted by ブクログ 2021年05月13日

伊那食品工業会長である著者と、一部上場企業社長2名による対談形式で進む「いい会社」論。
経営者が会社をどうありたいとするのか?その実現に向けての熱意を感じる一冊だった。
社員としては、その向かうべく方向に沿って、最大限の努力をしていくこと、
それを通じて、自身と会社の成長を果たしていくことが、やはり...続きを読む理想なのだと考える。

思い描く「いい会社」は社員一人一人違うのは間違いないが、
良い提案であれば、自分自身も忖度なく、会社に提案していくことも徹底していきたい。

本書の中にあった目標と目的をはき違えないという考えも重要と思う。
手段と目的の混同は常日頃意識するようにしているが、
目標と目的についても今後は常に意識するようにしていきたい。

また、「掃除は物言わぬ営業員」ともあった。
社内美化にも取り組んでいこう。

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Posted by ブクログ 2020年03月01日

読みやすかった。企業の存在価値は従業員の幸せにあり。日本一大切にしたい会社でも紹介されていた伊那食品工業ですが、今をときめくサイボウズやユーグレナの社長との対談とあって、非常に興味深く読ませてもらいました。
そして全体的にビジネス書としても、読みやすかったと思います。

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Posted by ブクログ 2018年09月05日

これからは多様性の時代。社員それぞれ事情や希望する働き方は異なるし、その幅はこれからますます広がっていくので、それを最大限考慮してもらえると社員も良いパフォーマンスが出せる。そう、画一的に働いてきた今までの方が異常だったのだ。社員の幸せを追求する経営者の率いる会社はこれから伸びていくと思う。

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Posted by ブクログ 2017年10月29日

澱みが無く、芯がしっかりとしている方の考え方は、背すじがピンと張り詰めるような清々しさを感じる。
塚越さんのような考え方を持てるよう、日々考えて行動したい。

塚越さんは長野県伊那市にある伊那食品工業の会長です。企業を急成長させるのではなく、木の年輪のように地道に成長する「年輪経営」を提唱し、その考...続きを読むえ方は各方面から賞賛され、トヨタの豊田章男社長も同社を訪問したことがあるそうです。
その塚越さんが、グループウェア開発のIT企業であるサイボウズの青野社長、ミドリムシを人口培養し健康食品などを開発するバイオベンチャーであるユーグレナの出雲社長と「いい会社とはどんな会社か」についての対談が本書には収録されています。
対談といっても、会話のほとんどが塚越さんで占められ、所どころで伊那食品工業の社風、従業員のマインド等についても書かれており、伊那食品工業の取り組みの紹介といった内容です。
その内容は実に素晴らしい。トップの考え方、思いで、企業がこんなに変わるのかと、その実例を目の当たりにし、驚きと感動の連続でした。
「損得で判断するのではなく、善悪で物ごとを考えて判断する」「運はどうしたら良くなるかというと、正しい行動を積み重ねること。そうすれば周囲の人が支えてくれて不思議と道が開けます」など、目から鱗、心に染みる言葉が満載です。

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