【感想・ネタバレ】叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士のレビュー

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k.h

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英雄は、立場ではなく心の有り様

タイトルと表紙から、英雄が闇落ちしてドタバタハーレム活劇でもするのかと思いきや、実際の内容は英雄が討滅した後の邪神信仰国の状態を見て、そこで苦しんでいる人たちを助けていくというお話。
後のことを考えずにただ敵の大将を打ち取れば終わりだと思っていた主人公は、その後、残された人たちがどうなるかを想像すらして無く、日常に戻りたい普通の暮らしをしたいと考えていた。そこに現れた敵の残党の様子から、討滅した後の敵国の様子を見に旅立つ主人公。
そんな主人公が敵国の現状を直接見て何を考えどう行動するのか。ただただ状況に流されているように見えるが、主人公の持つ力と英雄としての心が流れを作っているとも言える。『男であれば、戦士であれば、墓の下からよみがえってでもこの非道を正そうとするだろう』この考えが主人公を英雄としての軸をブレずに歩み続ける力の根底としてあるのだろう。

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2019年12月07日

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