【感想・ネタバレ】叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士のレビュー

あらすじ

邪神カダッシュをこの世に降臨させ、全土統一をもくろんだランドール王国。しかしその野望は達成寸前で六人の英雄によって阻まれた。戦後、現状を探るべくランドールに赴いた英雄の一人<竜戦士>ギュネイ。そこで彼が目にしたのは、戦勝国による容赦ない略奪、狼藉や身勝手な戦後処理によって荒廃する国土と苦しむ民衆の姿だった。見かねて手助けしてしまったギュネイは、うっかり救世主、<黒狼の騎士>として名を馳せてしまう。意外としたたかなランドールの姫や、かつて刃を交えた仇敵と正体を隠しながら共闘するのも一苦労、そして対する敵は以前は肩を並べて戦った戦友で? 英雄による邪神王国復興物語、開幕!

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Posted by ブクログ

もっとギャグめいた話かと思いきや、正義と悪なんざ視点が変われば変わる、という話。
それを突き付けられた主人公の話だけど。
どうなるやら。

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2017年07月30日

k.h

ネタバレ 購入済み

英雄は、立場ではなく心の有り様

タイトルと表紙から、英雄が闇落ちしてドタバタハーレム活劇でもするのかと思いきや、実際の内容は英雄が討滅した後の邪神信仰国の状態を見て、そこで苦しんでいる人たちを助けていくというお話。
後のことを考えずにただ敵の大将を打ち取れば終わりだと思っていた主人公は、その後、残された人たちがどうなるかを想像すらして無く、日常に戻りたい普通の暮らしをしたいと考えていた。そこに現れた敵の残党の様子から、討滅した後の敵国の様子を見に旅立つ主人公。
そんな主人公が敵国の現状を直接見て何を考えどう行動するのか。ただただ状況に流されているように見えるが、主人公の持つ力と英雄としての心が流れを作っているとも言える。『男であれば、戦士であれば、墓の下からよみがえってでもこの非道を正そうとするだろう』この考えが主人公を英雄としての軸をブレずに歩み続ける力の根底としてあるのだろう。

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2019年12月07日

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