感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年10月16日
行き先は特異点(藤井太洋)
バベル・タワー(円城塔)
人形の国(弐瓶勉)
スモーク・オン・ザ・ウォーター(宮内悠介)
幻影の攻勢(眉村卓)
性なる侵入(石黒正数)
太陽の側の島(高山羽根子)
玩具(小林泰三)
悪夢はまだ終わらない(山本弘)
海の住人(山田胡瓜)
洋服(飛浩隆)
古本屋の少女(秋永真...続きを読む琴)
二本の足で(倉田タカシ)
点点点丸転転丸(諏訪哲史)
鰻(北野勇作)
電波の武者(牧野修)
スティクニー備蓄基地(谷甲州)
プテロス(上田早夕里)
ブロッコリー神殿(酉島伝法)
七十四秒の旋律と孤独(久永実木彦)
読みやすい作品が揃った感じ。
Posted by ブクログ 2021年11月18日
SF短編賞を受賞の「74秒の旋律と孤独」はワープ航法中に海賊の送り込むロボットに対抗するための護衛ロボットの話です。人間とのコミュニケーションは取れないけれど豊かな感情を持ち、ストーリーは以外な展開と印象的な結末を迎えます。
Posted by ブクログ 2018年12月13日
安心と安定の日本SF傑作選。気になったものだけ箇条書き。
藤井太洋『行き先は特異点』…もうすぐそこに来ている、明日くらいの近さのSF短編。お馴染みの商品名がずらり。未来だと思っていたら今でした。 円城塔『バベル・タワー』…読みやすく解りやすい優しい円城塔。 宮内悠介『スモーク・オンザ・ウォーター』...続きを読む…冒頭は宮内悠介っぽいなと思いつつ、読み進めていくうちにちょっと拍子抜けました・・企画ものだったのですね。じゃあ仕方ない。 高山羽根子『太陽の側の島』…どういうオチなのかワクワクして読み進めて最後はしっくりしっとり。 飛浩隆『洋服』…解説にもありましたが星新一っぽい!! 秋永真琴『古本屋の少女』…この面子に埋もれて可哀想だなと思った一作。すみません・・ 牧野修『電波の武者』…の言葉を含めて個人的に好きな一作です。傀儡后大好きです。 上田早夕里『プテロス
』・・既読でしたが何度読んでも上田作品は良いです。
興奮社マッパノベルズ『こんなのはじめて』からの作者は大好きなのですが、官能的かと云われたらうー・・・ん?(笑)でした。
Posted by ブクログ 2018年08月23日
解釈が難しいSF作品で傑作と言われるものは多いが、本アンソロジーに収録されている作品は、読みやすい(分かりやすい)作品が多かった。2016年って、日本人作家の傑作が多かったのだと再認識した。奇想というかおバカなテイストの作品が若干多かったかな。個人的に好きな作品は、「行き先は特異点」(藤井太洋)と「...続きを読むバベル・タワー」(円城塔)、「太陽の側の島」(高山 羽根子)といったところ。
Posted by ブクログ 2018年08月05日
SF。短編集。アンソロジー。2016年。
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「プテロス」は既読。「スモーク〜」に関しては、直前に『超動く家にて』を読んでた。
まずは、マンガ3作品。
弐瓶勉「人形の国」これは素晴らしい。世界観が好き。
石黒正数「性なる侵入」一発ネタですね。
山田胡瓜「海の住人」ヒュ...続きを読むーマノイド。好きなジャンル。
小説は17作品。傑作選だけあり、全体的に良い作品が多い。ただ、小林泰三さんの作品は作品の出来よりもネームバリューで選んでしまったのでは?
円城塔さんと、酉島伝法さんは文章がどうしても苦手なのでスルーです…。
気に入ったのは以下の6作品。
藤井太洋「行き先は特異点」リアル!近い将来本当にありそう。
高山羽根子「太陽の側の島」ファンタジーっぽい。不思議系。
山本弘「悪夢はまだ終わらない」SFミステリ。恐ろしい。
谷甲州「スティクニー備蓄基地」本格宇宙SF!
上田早夕合「プテロス」再読。やはり傑作。ワクワクが止まらない。
久永実木彦「七十四秒の旋律と孤独」繊細なSFアクション。
「プテロス」がベスト。藤井太洋、高山羽根子、谷甲州
といった初めて読む作家さんの作品を気に入ったのも嬉しい。
このシリーズは、これから毎年読みたいな。
Posted by ブクログ 2018年03月03日
上田早夕里「プテロス」->安定の。いつの間にか逸脱に躊躇するようになったなと。
弐瓶勉「人形の国」->ここで出会えてびっくり。昔から好きです。
藤井太洋「行き先は特異点」->魅力的なアイテム達で読んでて楽しかったです。
Posted by ブクログ 2017年11月28日
大森 望 , 日下 三蔵という二人の編者が選んだ2016年の国内SFの傑作選。
とはいえ、編者にも癖はあり、読み手にも嗜好があるので、すべての作品が面白いとも限らない。
小品集なので、細切れに空いた時間に読むには良い。
Posted by ブクログ 2017年10月27日
恒例の年間傑作選も十冊目だそうだ。すごく売れてるというわけではなくて、採算ラインちょっと上、というところらしい。こういう傑作選でなければまず読まない作品にふれられるので、是非とも刊行を続けてほしいと思う。
とか言いながら、ついクサしてしまうけど、何と言うか「これがSF?どこが?」というのがいくつも...続きを読むあって、これはちょっといただけない感じ。SFファンはとかく狭量で、「こんなのSFじゃない」とすぐ言いたがる癖があるが、編者のお二人はそういう傾向はよろしくないとお考えなのだろう。それは同感だけど、それにしてもちょっとね。諏訪哲史氏など、著者ご本人もビックリされているが、そりゃそうだろうなと思う。
一番好みなのは、上田早夕里「プテロス」。異星やそこの生命の描き方がクールで、かつ繊細。これが収録されている短篇集「夢見る葦笛」を読んでみようと思う。