無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
〈空間めくり(リーフ・スルー)〉と呼ばれる時空転移技術が開発され、宇宙交易が活発になった未来。紅葉は宇宙貨物船グルトップ号に搭載された人型戦闘兵器。〈空間めくり〉の際に生まれる、人間が認識できない七十四秒の“閉じられた時間”、貨物船を襲撃から守っている。しかし、運行開始から一度も襲撃を受けたことのないグルトップ号の乗組員たちは、紅葉のことを“空焚きのポット”と揶揄し、その存在をほとんど無視していた。自らの存在意義に疑問を持つ紅葉だったが、あるときグルトップ号が〈空間めくり〉中に海賊に襲われ……。応募総数417編から大森望・日下三蔵・長谷敏司が全員一致で選出した、リリカルな宇宙SF。第8回創元SF短編賞受賞作。/イラスト=加藤直之
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年10月16日
行き先は特異点(藤井太洋)
バベル・タワー(円城塔)
人形の国(弐瓶勉)
スモーク・オン・ザ・ウォーター(宮内悠介)
幻影の攻勢(眉村卓)
性なる侵入(石黒正数)
太陽の側の島(高山羽根子)
玩具(小林泰三)
悪夢はまだ終わらない(山本弘)
海の住人(山田胡瓜)
洋服(飛浩隆)
古本屋の少女(秋永真...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月13日
安心と安定の日本SF傑作選。気になったものだけ箇条書き。
藤井太洋『行き先は特異点』…もうすぐそこに来ている、明日くらいの近さのSF短編。お馴染みの商品名がずらり。未来だと思っていたら今でした。 円城塔『バベル・タワー』…読みやすく解りやすい優しい円城塔。 宮内悠介『スモーク・オンザ・ウォーター』...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月23日
解釈が難しいSF作品で傑作と言われるものは多いが、本アンソロジーに収録されている作品は、読みやすい(分かりやすい)作品が多かった。2016年って、日本人作家の傑作が多かったのだと再認識した。奇想というかおバカなテイストの作品が若干多かったかな。個人的に好きな作品は、「行き先は特異点」(藤井太洋)と「...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月05日
SF。短編集。アンソロジー。2016年。
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「プテロス」は既読。「スモーク〜」に関しては、直前に『超動く家にて』を読んでた。
まずは、マンガ3作品。
弐瓶勉「人形の国」これは素晴らしい。世界観が好き。
石黒正数「性なる侵入」一発ネタですね。
山田胡瓜「海の住人」ヒュ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月27日
恒例の年間傑作選も十冊目だそうだ。すごく売れてるというわけではなくて、採算ラインちょっと上、というところらしい。こういう傑作選でなければまず読まない作品にふれられるので、是非とも刊行を続けてほしいと思う。
とか言いながら、ついクサしてしまうけど、何と言うか「これがSF?どこが?」というのがいくつも...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。