七十四秒の旋律と孤独-Sogen SF Short Story Prize Edition-

七十四秒の旋律と孤独-Sogen SF Short Story Prize Edition-

220円 (税込)

1pt

3.8

〈空間めくり(リーフ・スルー)〉と呼ばれる時空転移技術が開発され、宇宙交易が活発になった未来。紅葉は宇宙貨物船グルトップ号に搭載された人型戦闘兵器。〈空間めくり〉の際に生まれる、人間が認識できない七十四秒の“閉じられた時間”、貨物船を襲撃から守っている。しかし、運行開始から一度も襲撃を受けたことのないグルトップ号の乗組員たちは、紅葉のことを“空焚きのポット”と揶揄し、その存在をほとんど無視していた。自らの存在意義に疑問を持つ紅葉だったが、あるときグルトップ号が〈空間めくり〉中に海賊に襲われ……。応募総数417編から大森望・日下三蔵・長谷敏司が全員一致で選出した、リリカルな宇宙SF。第8回創元SF短編賞受賞作。/イラスト=加藤直之

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七十四秒の旋律と孤独-Sogen SF Short Story Prize Edition- のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年04月30日

    SFアンソロジー。発想の広さというか、着想の深さはSFという括りであるのに遥かに純文学を凌駕している。

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    Posted by ブクログ 2023年10月16日

    行き先は特異点(藤井太洋)
    バベル・タワー(円城塔)
    人形の国(弐瓶勉)
    スモーク・オン・ザ・ウォーター(宮内悠介)
    幻影の攻勢(眉村卓)
    性なる侵入(石黒正数)
    太陽の側の島(高山羽根子)
    玩具(小林泰三)
    悪夢はまだ終わらない(山本弘)
    海の住人(山田胡瓜)
    洋服(飛浩隆)
    古本屋の少女(秋永真...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月18日

    SF短編賞を受賞の「74秒の旋律と孤独」はワープ航法中に海賊の送り込むロボットに対抗するための護衛ロボットの話です。人間とのコミュニケーションは取れないけれど豊かな感情を持ち、ストーリーは以外な展開と印象的な結末を迎えます。

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    Posted by ブクログ 2018年12月13日

    安心と安定の日本SF傑作選。気になったものだけ箇条書き。

    藤井太洋『行き先は特異点』…もうすぐそこに来ている、明日くらいの近さのSF短編。お馴染みの商品名がずらり。未来だと思っていたら今でした。 円城塔『バベル・タワー』…読みやすく解りやすい優しい円城塔。 宮内悠介『スモーク・オンザ・ウォーター』...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月23日

    解釈が難しいSF作品で傑作と言われるものは多いが、本アンソロジーに収録されている作品は、読みやすい(分かりやすい)作品が多かった。2016年って、日本人作家の傑作が多かったのだと再認識した。奇想というかおバカなテイストの作品が若干多かったかな。個人的に好きな作品は、「行き先は特異点」(藤井太洋)と「...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月05日

    SF。短編集。アンソロジー。2016年。
    「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「プテロス」は既読。「スモーク〜」に関しては、直前に『超動く家にて』を読んでた。

    まずは、マンガ3作品。
    弐瓶勉「人形の国」これは素晴らしい。世界観が好き。
    石黒正数「性なる侵入」一発ネタですね。
    山田胡瓜「海の住人」ヒュ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年03月03日

    上田早夕里「プテロス」->安定の。いつの間にか逸脱に躊躇するようになったなと。
    弐瓶勉「人形の国」->ここで出会えてびっくり。昔から好きです。
    藤井太洋「行き先は特異点」->魅力的なアイテム達で読んでて楽しかったです。

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    Posted by ブクログ 2017年11月28日

    大森 望 ,‎ 日下 三蔵という二人の編者が選んだ2016年の国内SFの傑作選。
    とはいえ、編者にも癖はあり、読み手にも嗜好があるので、すべての作品が面白いとも限らない。
    小品集なので、細切れに空いた時間に読むには良い。

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    Posted by ブクログ 2017年10月27日

    恒例の年間傑作選も十冊目だそうだ。すごく売れてるというわけではなくて、採算ラインちょっと上、というところらしい。こういう傑作選でなければまず読まない作品にふれられるので、是非とも刊行を続けてほしいと思う。

    とか言いながら、ついクサしてしまうけど、何と言うか「これがSF?どこが?」というのがいくつも...続きを読む

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