【感想・ネタバレ】マリリン・モンローの言葉のレビュー

あらすじ

やわらかそうな胸に、ぽってりとした唇、セクシーな歩き方、「世紀のセックス・シンボル」マリリン・モンロー。
しかし彼女は世界的大スターでありながら教養、生い立ち、そして本格女優でないことへの劣等感に満ちた人だった。
なぜ彼女は男たちを魅了したのか。
女であることをすべて使い、自分を厳しく見つめ、足りない部分はひたすら努力した。マイノリティへの愛に溢れ、変化を恐れず、劣等感を魅力に変えていったマリリンの、美、仕事、結婚、男、そして人生についての「言葉」が伝えるものとは。

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Posted by ブクログ

言葉シリーズで一番気に入った一冊。

男勝りな部分が多い私と対極に立つであろうマリリンの考えや人生観に触れられた。

女性らしい女性には同性からの嫉妬が付き物。
それは彼女(マリリンだけではない女らしい女姓)たちにどこか羨ましさを感じているからだと思う。

隣の芝生は青い。隣の花は赤い。
このようなことわざからも人は他人を羨ましがるのが常。そのような中で、理解まではできなくとも知るということがまず大切なのではないかと思った。

世紀のセックスシンボル、マリリンでも自分に自信があるわけじゃなかったんだ。とハッとさせられた。
また、その自信のなさまでもが男たちを魅了してやまなかったという皮肉...。。。

うーん、考えさせられる。。

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2024年01月11日

Posted by ブクログ

マリリンの名曲をうっとりと聴きながら感想をしたためる。

前に同著者の「ココ・シャネルの言葉」を読んだことがある。
その中にマリリンがシャネルの香水を使ったエピソードがあり、それがきっかけでこちらの本も手に取った。

読む前までのマリリンに関して無知な私のイメージは、


「思いつく限りのセクシーと妖艶さと女としての大成功を収めた有名女優。富も名声も何もかも手に入れたさぞかし順風満帆で恵まれた生活を送っているんだろう。」


…と思っていたが、読み終わった時に最初のイメージとはかなりかけ離れていて、改めて私はうわべしか知らなかったのだとショックすらあった。
とてつもなくせつなさといとおしさを感じてしまった。

それはきっと私が劣等感の塊で、常に生きづらさを感じているから故、マリリンの“劣等感”には共感もあった。
こんな大スターでも劣等感というものを持ち合わせているんだ。むしろ劣等感に満ちていた。からこそ、必死に努力するマリリン。
常に自分の内面を見つめて必死に生きた美しい人。


「どうか私を冗談あつかいしないで。」


この一言だけで、彼女の悲しみが痛いほど伝わる。




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2020年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

傷つきやすい人特有の危うさ、悲しみ、生きづらさのようなものを承知の上で、それでもまるごと受け入れてきたマリリンモンローの生き方が好き。私も「信じない不幸より信じる不幸を」選びたい。



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ほとんどの人が彼女の力になりたいと考えていた。その非力さこそ彼女の最大の力だった。

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「傷つきやすいのだからもっと違う生き方をすべきだ」と周囲から言われても、それでもマリリンは奇跡を、愛を、信じ続けました。信じない不幸より信じる不幸を選んだとも言えます。

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韓国での慰問コンサートにて、氷点下の中薄いドレスにヒールで歌ったことを振り返って
「あのときくらい、自分がスターなんだって思ったことはなかった。舞台の上から観客を眺めて、私に微笑を向ける人がこんなにいるってことが、とても素晴らしかったのよ。生まれてはじめて何も怖くなくなかったの。ただひたすら幸せだったわ。」

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「ひとりひとりに声をかけて、家族のことや故郷のことについて聞いていた。ものすごく寒かったのに、いつまでも帰ろうとしなかった。マリリンはすごい女優だ。何千人もの兵士に、自分たちのことを心から気にかけてくれる人だと感じさせたんだから。」

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どうか私を冗談あつかいしないで。この言葉からにじみ出る悲しみ。
たくさんの本を読み、教養を身につけ、豊かな人間になろうとしていたけれど、「知性、教養とは無縁のセックスシンボル」として「冗談あつかい」され続けたマリリンの、これが最後の悲痛な願いでした。ここには、どんなに「冗談あつかい」されても、真実に近い自分を分かってもらおうと、諦めることのなかった、ひとりの女性の真摯な姿があります。

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2020年07月26日

Posted by ブクログ


この女優さんに興味をもったことってなかったけど、表紙の帯を見て、華やかな世界にいるその悲しみに驚いた。

“美人でセクシーだけど、頭は空っぽ”扱いされたハリウッドでの仕事。その栄光と影から来るこの言葉、「どうか私を冗談あつかいしないで」。なんて悲痛。

「男性と平等でありたいと求めるような女性は、野心が足りていない」

人はいつだって何かを失っているのよ。それでも私たちは生き続けなければならない、そうでしょう?」

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2020年05月17日

Posted by ブクログ

マリリンの人生を思うと、読んでいて泣けて仕方がなかった。華やかな女優人生の裏で悲しみと孤独いっぱいだったマリリン。その死は謎に包まれているが、あまり死者の墓を掘り起こすような真似はやめて、そっと眠らせてあげてほしい。あと、この本を読みマリリンの歌に興味を持ちApple musicで曲を聴いてみたがマリリン歌がめちゃくちゃうまい。椎名林檎さんもマリリンから影響受けたのではないかなーという歌唱法だった。

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2020年02月28日

Posted by ブクログ

読んでて泣きたくなるくらい、切なくなるくらいの
マリリンの想いがすごく伝わってくる。
読んでよかった。マリリンという人を少しでも知れて本当に良かった。

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2017年12月21日

Posted by ブクログ

マジで人に言ったら自分何様やねん、だけどマリリンの実はネガティブでちょっと自信なくて、それを補うように向上心が強い(あとよく遅刻する)感じが自分の考え方と似ててマリリンが好きになった
マリリンみたいにそれでも自分を持って、嫌味を言ってくる人までジョークで返すくらい成長できたらいいな


⭐︎
質問することを恐れないで、はっきりと聞いてくれれば答えるから。(婚約相手の子供へ)
自分が正しいと思うならやってみたらいいんじゃない?私なんかにモラルの定義を求めないで。(奪略結婚を冷やかす記者へ)
3人と結婚30代で死ぬ。2人目の夫は、星の王子さまを引用した愛のメッセージへ、これどういう意味?と聞くほどバカ。服を脱ぎ散らかしながら歩くマリリンを怒るほど綺麗好き

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2022年03月20日

Posted by ブクログ

●なぜ読んだか
→名言集で読みやすそうだった。

●感想
→“完璧でありたい” という生き方のこだわりが故に、生涯劣等感と闘い続けた大スター。
人間らしくて彼女のことがとても好きになった。

完璧な人間などこの世にいないことも、
欠点がその人の個性や長所になることも、
そんなことはとっくにわかっている。
ただ私は、それで納得する性分ではない。
完璧でありたいし完璧な自分を追い求め続けたい。
劣等感とは切っても切り離せない自分の生き方が
苦しかった時に、マリリンの生き様を知って救われた。

“お金が欲しいわけじゃない、素晴らしい人間になりたい”と涙ぐましい努力を幾つになっても重ねる彼女は美しい。
美しい女性が美しいのは、ただ容姿端麗なのではなく、より良い自分であろうと見えないところで努力しているからだと思う。

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2022年01月13日

Posted by ブクログ

マリリン・モンローは過酷な過去を歩んで生きてきたんだと知った。マリリンだから許される部分あるよこれ。

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2022年05月22日

Posted by ブクログ

個人的にマリリンの人生、筆者に感情移入できなかったのは、マリリンの性格、価値観がわたし自身とは異なるからなのかなと感じた。

複雑な人生の中に、芯を持っててカッコ良い。

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2021年02月08日

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