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Posted by ブクログ
傷つきやすい人特有の危うさ、悲しみ、生きづらさのようなものを承知の上で、それでもまるごと受け入れてきたマリリンモンローの生き方が好き。私も「信じない不幸より信じる不幸を」選びたい。
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ほとんどの人が彼女の力になりたいと考えていた。その非力さこそ彼女の最大の力だった。
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「傷つきやすいのだからもっと違う生き方をすべきだ」と周囲から言われても、それでもマリリンは奇跡を、愛を、信じ続けました。信じない不幸より信じる不幸を選んだとも言えます。
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韓国での慰問コンサートにて、氷点下の中薄いドレスにヒールで歌ったことを振り返って
「あのときくらい、自分がスターなんだって思ったことはなかった。舞台の上から観客を眺めて、私に微笑を向ける人がこんなにいるってことが、とても素晴らしかったのよ。生まれてはじめて何も怖くなくなかったの。ただひたすら幸せだったわ。」
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「ひとりひとりに声をかけて、家族のことや故郷のことについて聞いていた。ものすごく寒かったのに、いつまでも帰ろうとしなかった。マリリンはすごい女優だ。何千人もの兵士に、自分たちのことを心から気にかけてくれる人だと感じさせたんだから。」
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どうか私を冗談あつかいしないで。この言葉からにじみ出る悲しみ。
たくさんの本を読み、教養を身につけ、豊かな人間になろうとしていたけれど、「知性、教養とは無縁のセックスシンボル」として「冗談あつかい」され続けたマリリンの、これが最後の悲痛な願いでした。ここには、どんなに「冗談あつかい」されても、真実に近い自分を分かってもらおうと、諦めることのなかった、ひとりの女性の真摯な姿があります。