あらすじ
私たちには意思があり、意思があって動いている。
でも、意思じゃないものも私たちを動かしている。
私たちを動かしている“モチベーション”とは一体なにか?
“モチベーション”の正体を突き止めるべく、スタンフォード大、ハーバード大、
コロンビア大、プリンストン大、ペンシルバニア大など数々の一流研究機関でおこなわれた
100通りの心理・行動実験を、ビジネスマンにも応用できるよう図解でわかりやすく解説。
“モチベーション”をマスターすれば、面倒くさがりな自分も、怠惰な周囲の人たちも、
頑固な顧客たちも、どうしてそうするのか? どうしてそうしないのか?
長年の謎が解け、ビジネスで抱える問題の多くが解決するだろう。
目次より
Chapter1 動機づけのモデルケース
目標勾配 ゴールを間近に感じさせる。
キャンディ効果 スモールプレゼントをする。
消費ゴール 報酬を予定する。
自問式セルフトーク 自分にもお伺いを立てる。
マインドセット 価値観と行動を結びつける。
内発的動機づけ 報酬は一つにする。
小分け戦略 手数を増減させる。
同調状態 動きを合わせてから、取り掛かる。
課情の妥当性 噂に気をつける。
証明型と習得型 当人比で評価する。
親近効果 すすめたいものは右側に置く。
罰金と報酬 あげるよりも、取り上げる。
学習動機 向こうからやりたい気持ちにさせる。
心理的リアクタンス やりたがることを尊重する。
以下、
Chapter2 人材育成のモデルケース
に続く
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
「大百科」というタイトルで手に取り、購入しました。
結論から書きますが、1つのモデルケースから複数の気づきが得られたりするので、おすすめの1冊です。
・動機づけのモデルケース
・人材育成のモデルケース
・目標設定のモデルケース
・意思決定のモデルケース
・人脈作りのモデルケース
・自己管理のモデルケース
・発想転換のモデルケース
7つのチャプターがあり、それぞれに「○○という実験」に対する結果が載っており、その結果人はどういう傾向の行動をすることが多いといった形の内容となっている。
非常に見やすいレイアウトで、個人的には、ほぼ全部役に立つ内容になっていると感じました。
自己管理、発想転換のモデルケースはすぐに使える生活の知恵みたいなもので、セットでやっていくと幸せになれそうな気がします。
ここから1つだけピックアップしたネタバレになりますが、自己管理のモデルケースに出てきた「怒りは体現しない」というのは、何となくそうだと思ってましたが、ストレス解消でモノにあたるとかそういうグッズだとか世の中にいっぱい出ている現状を見ると、怒りを助長しているのかもしれないですね。
Posted by ブクログ
根拠のあるデータを元に、編集者なりの解釈を加えて見解を述べている流れは個人的に好み。図解で、また1項目1、2ページなのも読みやすくてよかった。
個人的に良かったのは、
・やるべきだけどやりたくないことは、やるの?と自分に聞く
・やりたいことは手順を減らし、やめたいことは手順を増やす
・前と比べてどうだったか?を評価基準にする
・次は失敗するかもと最悪の事態を想定
・なかなか決められないときは、多少強引でも選択肢を減らす
・ワクワクするアイディアが出ない時は、突飛な意見を出してみよう
・緊張したら、私は興奮している!と脳内で叫ぶ
・集中できるまで、粘り強く状況を変える
・何が起きても良かった!と言う
・良い点だけを記録する→相手がしてくれた嬉しいことを1ヶ月記録、7割の夫婦の関係が改善!
Posted by ブクログ
モチベーション大百科というより、心理学大百科
モチベーション
→見えないところで、私たちを動かしている力
→どこからともなく現れ、私たちを行動させる
→いつの間にかいなくなる
→ある決まった法則に従って私たちを動かす
ゴールに近づけばモチベーションが上がる
→スタンプカードなら最初から押してある
良い気分は仕事の成果を上げる
価値観を思い出すと自信が強まり、愛情が深まる
必要アクションの数が減ると行動が早まる
→やめたい事は手順を増やす
客観的理由は自分でコントロールできない
→自分の成長に焦点を当てる
人を動かす6つのニーズ
→①安定感②変化③重要感④つながり
⑤成長⑥貢献
インセンティブは、失敗したら取り上げる
自主性を重んじる
匿名性を持つとモラルから外れやすい
目標は具体的かつ、難しすぎないものを。
行動の手順を見える化する
記憶を頼りにすると誘惑に弱くなる
→買い物はリストを作っておく
意思決定のOOCEMR
渾身の1案より大雑把な複数案
自発的な判断は同調圧力て鈍る
自分でコントロールできることがあると健康的
所有すると愛着がわき、手放す痛みが生じる
当事者の予想は甘すぎ、管理者の予想は厳しすぎる
→第三者の予想が1番当たりやすい