【感想・ネタバレ】華やかな食物誌 新装版のレビュー

あらすじ

古代ローマの饗宴での想像を絶する料理の数々、フランスの宮廷と美食家たちなど、美食に取り憑かれた奇人たちの表題作ほか、18のエッセイを収録。没後30年を機に新装版で再登場。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

面白かったです。澁澤さんの知識量ほんとどうなってるの。。
美食について書かれている第一章と、それ以降の芸術についてかかれている章、どちらも興味深いところがたくさん。
16世紀になるまでフランスではフォークが使われてなかったというのが驚きでした。
メディチ家の美食や毒物について語りながら、最終的にアメフラシの話で終わったのは笑いました。しかしウミウサギて…アメフラシのどのへんがウサギなのか。。インドのにも毛は生えてないと思うけど。
「ばさら」も興味津々です。江戸時代の統治術によって今の地味なあれこれになった、というのは面白いです。「かぶき」もいいけど「ばさら」もいいな。ばさらは精神の自在さ奔放さ…これは自分に無いところなので取り入れたいです。

0
2020年10月27日

「エッセイ・紀行」ランキング