あらすじ
日本の神様が大活躍する下ネタ満載のギャグ本みたいな歴史書『古事記』。しかし1300年以上前に書かれたため言葉遣いが難しく、読み切れない方も多いはず。そこで本書は、小難しい解説をぜーんぶ取っ払って物語だけを抜き出し、ラノベ風にまとめました!
『古事記』とは、日本神話からはじまる日本最古の歴史書のことです。上中下巻からなり、上巻は日本神話、中下巻は天皇記が書かれています。本書はそのうちの上巻『日本神話』のストーリーを口語訳しました。しかし、著者の古事記愛による妄想が止まらなくなってしまったため、各キャラクターには趣味趣向が大きく反映されたラノベ風のキャラ設定が加わっております。
そちらご了承の上、著者と共に古事記沼にハマっていただければ幸いです。
小野寺 優(おのでら ゆう)
7月12日生まれ、東京都在住のWEBデザイナー。古事記が好きすぎて、2014年10月に古事記を現代的に口語訳したサイト『古事記を現代語訳っていうかラノベ風にしてみた』を立ち上げたところ、「わかり易くて面白い」との口コミが広まり、月間約50万VP(※)の人気サイトに。現在はTwitterやFacebookなどで古事記の豆知識を配信中。
※Googleアナリティクス 2017年1月データ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
«角度を変えて考える、日本のはじまり»
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ギリシャ神話等、外国の神話は星座のお話や歴史の授業の中で少し耳にしたことがあったのに対し、古事記はお恥ずかしながらほとんど知らない状態で読み始めました。
喜怒哀楽豊かでどこか人間味のある神様同士のやり取り、そして神様と人間のやり取りが微笑ましく、なによりライトノベルだからこそ、元の古事記よりもセリフや感情のニュアンスが分かりやすかったです。
また、国土や身近な自然についても色々なものがそれぞれユニークな方法で誕生していて、「確かにそう考えることもできるかも!」と思わず納得してしまうようなエピソードがいくつも見られたのも面白かったです。
特に印象に残っているのは、天照大神と天岩戸のお話。
天岩戸の前で楽しそうに騒ぐ神様達の賑やかで楽しそうな様子や、天照大神を気遣う温かい気持ちが伝わってきて、私の心もほわりと温かくなりました。
Posted by ブクログ
何度読んでも面白い。
神様の名前が長くて訳分からなくなり挫折する人多いと思う思いますが、一章ごとに可愛らしいイラスト入り登場神様の紹介が入ってるのでとても便利。
神様達がはっちゃけていて個性的過ぎるキャラ。
大国主神が出てくる小説とかってだいたいイケメン優男に描かれてる事多くて、この本でも計算高い女の子大好きイケメンとして描かれている。
現代語訳本を読み返して大国主神を検証したくなりました。
Posted by ブクログ
古事記の登場人物がこんなに生き生きと頭に入ってくる本があるとは。今まではエピソードの方が頭に入ってきて時系列があやふやになっていたけど、キャラクターをたてることで、こんなに生き生きした話になるのが素晴らしい。残念ながら神様がしょっちゅういちゃいちゃ・まぐまぐ(この表現良い!)してるので、小学校図書室入れるのが悩ましラインです。ダメかな・・・。
Posted by ブクログ
かなり面白い。
漫画古事記から得た知識もあって、すんなりと頭に入った。
なにより、表現が面白く、難しいところもないことから、すぐに読み終わることができた。
古事記の上巻を知るのであれば、この本は必須だ。
おかげで日本書紀も読みたいと思った。
Posted by ブクログ
ネットで読んでいたら書籍も出していることを知った。ネットはセリフやイラストなどリズムがあって楽しいが書籍はそうなる理由や気持ちなども書いてあってよりわかりやすく、どちらもおすすめ。ネットでは神武天皇以降の中・下巻も連載してくれる様子。ラノベ風なのでふざけているのだが悔しいくらいすんなり相関関係が頭に入るので私のような初心者にはうってつけだと思う。ただ、これだけで終わると神様達の人格(神格?)が崩壊してしまうのでマジメな本も別に読もうとは思う(笑)
Posted by ブクログ
古事記の世界に触れるのは大学の日本史の授業以来。
名前は知っているけど、なかなか中身はあまり知らない世界。大学入試で稗田阿礼や太安万侶は知っていても中身までは知らなかったので、今回たまたまこの本を見つけたので読んでみた。
中身はめちゃくちゃ軽くよみやすい。さすがラノベ古事記と名付けららるだけのことはある。
この本を読むと日本の神々を身近に感じることができるようになること間違いなし!
続編が出る可能性があるようなのでぜひ今後に期待!
個人的にはヤマトタケルの話はぜひこのテンションの文章で読みたい!!
Posted by ブクログ
ライトノベルは得意ではないので、あまり期待していませんでしたが
思った以上に面白かったです。
登場人物や展開がわかりやすくまとめられていながらも
説明臭さがなく、ちゃんと小説として楽しむことができます。
古事記入門には最適です。
Posted by ブクログ
すごく読みやすい。名前が変わったりキャラぶれしがちな神様も繋がりがわかりやすい。やはり山幸彦が竜宮城的なところに行って瓶底に玉をブェして貼りつかせるのラノベ調にしてもわけわからなくて草 ドヤるな
Posted by ブクログ
0 どんな本?
古事記をラノベ風に表現した本。ここまで読みや
すい古事記は他に無い。
1 何で読んだの?
(1) 古事記を読んで覚えて無いから。
(2) 復習
(3) あらすじぐらい覚えた状態になりたい。
2 構 成
古事記の上巻をラノベにした構成。
全11章440頁
安麻呂が元明天皇に古事記を献上するが、読まずに
阿礼に話させるシーンから始まり、次の日続きを依
頼される所で終わる。
3 著者の問題提起
世界的に見ても下ネタ満載でユニークな神話であ
る古事記だが、日本人は関心が無かったり内容を知
らない人が多い。
4 命題に至った理由
不完全で人間らしい神様たちが出てくる素敵な神
話を70年前から教育をやめてしまったせいで著者自
身関心が無かったが、神話が載ってると言う話を聞
いて読んで見たらハマったから。
5 著者の解
素敵な神話を普及したい覚えて欲しい。その為に
は砕けた表現でラノベ風の古事記を読んでもらって
古事記に入門してもらいたい。
6 重要な語句・文
(1) 別天津神
(2) 天津神
(3) 国津神
(4) 三貴神
(5) 葦原中国
(6) 根の堅洲国
(7) 高天ヶ原
(8) 黄泉の国
(9) 八十神
(10) オオナムチ、大国主、八千矛神
(11) 誓啓
(12) 天孫降臨
(13) 国譲り
7 感 想
読んでいて内容を思い出して「こんなんだっ
け?」と言う気になった。刺さった箇所は天照が隠
れたシーン。こんな感じで鏡とか使ったんだと感じ
た。深く知りたい事は国譲り。人に勧めるなら大国
主は二枚目という事。相関図的なものから、場面場
面での内容が分かりやすかった。タイトルの通りラ
ノベ古事記であった。
8 todo
(1) 中下巻が出たら購入
(2) 日本書紀も読んでみよう。
(3) 子供にあらすじぐらい話せるようにまとめよう。
(長い期間をかけて)
9 問 い
本当に自国の成り立ちを神話を知らなくて良い
の?
10 答 え
知って欲しいし、素敵な神話なので楽しんで欲し
い。
Posted by ブクログ
古事記について本当に分かりやすいまとまりをしていてよかったです。特に大国主神が分かりやすかったです。知らなかった事実などもしれてこの本をしれてよかったです。
Posted by ブクログ
きちんと読んでみたいと思って、真面目なやつをちらっと覗いてみても入り込めず諦めたりしていたけれど
これはとても軽く読めて楽しかったです!
各キャラがとても濃いのでこの覚え方で大丈夫なのかな?(笑)とも思いますが、入り口としてはとても良いと思いました!!
Posted by ブクログ
これでも読めるという事がすごいなむしろもっとお堅い古典的作品をラノベ風に翻訳すれば面白いかもしれない。海外作品にはまだお堅くあまり浸透していない作品がたくさんある。それらもできたらよろしく頼む。
古事記って比較的物語自体は軽いんだよね、それをいかに重く重厚にしているかというのが言語に出ているのかもしれない。
重いと感じるのがいかに進化したのか退化したのか特に気になるのだけどいったいどっちなのだろうか。
Posted by ブクログ
ライトノベル向きなのかもね~1天地開闢2黄泉の国3三貴神の誕生4天岩屋戸5八岐大蛇6因幡の白兎7根の堅州国8八千矛神9国譲り10天孫降臨11山幸彦と海幸彦~4年後と5年後に続編が出てる
Posted by ブクログ
日本神話気になるけど絶対読み切れねえ…って思っていたのでとても助かった。カムムスビが原作でどういう扱いなのか気になって仕方がないのでいつか真面目な方の古事記にもチャレンジしたい。