あらすじ
観測隊員といっしょに南極へ行ったカラフト犬。かれらは、荷物や人をのせたそりをひく「はたらき犬」だ。がんばりやの犬、すぐにサボる犬、あまえんぼうの犬……。性格はいろいろでも、みんな大事な仲間だった。ところが1年後、15頭の犬たちに悲しい運命が待っていた――。第一次南極観測越冬隊員とカラフト犬の強い絆をえがく感動の物語。
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Posted by ブクログ
この本を選んだ理由は、お父さんが子供の頃この映画に心を動かされて、買ってきてくれたんです。そしてこの本を読んでみたら自分の思っていたしょうもない話を遥かに超えた、面白さでした。そして、この小説に出てきたカラフト犬は過酷な環境も
耐えぬく力を持っていてすごいなと思った。
Posted by ブクログ
千葉県船橋市の港に係留されている南極観測船しらせの見学に行った時に南極調査隊のお話を直接聞いて、しらせの中を歩いて、タロジロにまつわる物品の展示を見て、この本を読もうと思いました。
南極調査隊と二人三脚(人?犬?)との愛と信頼関係があっての調査隊第一弾の成功を知りました。
犬達ありがとう。
どうか犬達みんなが天国で調査隊の皆さんと再会していますように。そしてまたこれからも南極に挑戦する私達を天国から見守ってもらえたらなぁ…。
Posted by ブクログ
漢字 大人レベル
フリガナ あり(全ての漢字に)
文字の大きさ 中
長さ 長い(190ページ)
出版年 2011年
内容 第一次南極観測隊に同行して取り残されたソリ犬の物語。
感想 タロとジロの物語は色々と出版されているが、これは比較的新しく、読みやすく書かれているので、今の子どもたちに紹介するには最適。南極観測犬の像は、この本が出版された二年後の2013年に東京タワー下から移転したので注意したい。
Posted by ブクログ
2014年の59冊目です。
「南極物語」~タロ・ジロ奇跡の生還~ という自費出版本を読みました。自費出版なので本を検索しても出てこなかったので、ダミーでこの絵柄の本を選んでいます。
私がよく参加する自己啓発セミナーで一緒になる会社の方から、ある日のセミナーで「この本、読んでみてください。進呈しますよ」と手渡された。私は頂戴した時、少し古い時代に書かれた本で、あの映画「南極物語」のベースになっている本だと思いました。しかし、帰宅してその本を開いたら、著者の苗字が、本を下さった方と同じで、名前の感じも一文字いっしょでした。この本はセミナーでよく同席するかたのお父様が書かれた本だったんです。しかも、ご自身が第2次から第5次までの南極観測隊隊員として「宗谷」に乗り組まれた経験を記録されたノンフィクションでした。身近にそんな貴重な経験をした方がいらしたなんてびっくりです。出港から、第2次越冬隊の断念に至るまでの事実を詳細に著者自身の視点で書き記されています。私たちは、映画「南極物語」の印象がとても強く、カラフト犬を置き去りにしてきた行為に薄情さを強く感じます。第二次観測隊が越冬を断念して時、子犬8匹と母犬1匹を昭和基地から連れ帰り、成犬15匹を残してきたそうです。後日、このことは第二次南極観測隊越冬失敗よりも、強く多くの人の非難を受けることになるとは、当時は想像もされていなかったようです。著者自身は、その後地元広島の放送局に勤務されていたとのことです。