あらすじ
あなたが黙って消えたあの日から、私の心は凍ったまま。
日々厳しい訓練を積む18歳のバレリーナ、アーニャの前に、初恋の人ローマンが現れた。燃えあがる情熱に身を任せ、純潔を捧げた彼女は、翌朝彼の姿がないことに気づいて絶望する。14年後、今やプリマとなったアーニャは、楽屋を訪ねて来たゴージャスな実業家の正体に気づいて固まった。ローマン! 今ごろ私に何の用があるの?だが、冷たい態度とは裏腹にアーニャの心は乱れていた。ローマンが纏う、かつてはなかった秘密の匂いに煽られて。■恵まれない幼少期を経て、自らの実力だけで巨万の富を築きあげた富豪たちが真の愛とめぐり逢うシリーズ、〈氷の掟〉最終話です。キャロル・マリネッリが描く珠玉のロマンスをお楽しみください。
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Posted by ブクログ
★3.5
プリマヒロインと、そんなヒロインと14年前に愛し合ったがその後外国人部隊として戦地へ向かったヒーロー。
ヒロインはずっとヒーローのことを想って踊っていたが、数年前ヒーローが年上の女性と結婚しているのがわかり、憎しみとも言える気持ちを抱いていた。
この結婚はいわば便宜結婚のようなものだったけど一緒にいれば情はわくし、なにより体の関係もあった。
そんなヒーローがなかなか許せないヒロインに同情。
ヒーローはヒロインの為を思って身を引いたのかもしれないし、その気持ちも汲むけど、ヒーローに臆病なところもあったよね?
14年前のように恥ずかしい思いをしたくないっていうプライドも。
ヒロインの為、いちいちそうやって言い訳をするヒーローがあんまり好きになれなかったな。
あと別に炎のような熱さは感じなかった。