あらすじ
金融という場には、長い歴史のなかで形成された制度が残存する。そうした遺構のうえに、現代的な問題が幾層にも堆積している。金や銀という一時代前の地金の問題、中央銀行の変化、変動する為替市場、金融技術の進展といった問題が複雑に絡み合っている。本書は、これらの相関を網羅的かつ歴史的にとらえ、世界の金融取引がどのように発展してきたかを観察する。旧版を大幅に改訂し、リーマン・ショックの衝撃やフィンテックの可能性などを検証しながら、実務的な視点から、今後の国際金融を展望する。
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Posted by ブクログ
◯金融関係の歴史が一通り理解できる。タイトルは金融史がわかれば〜、となっているが、個人的には金融の視点から見た世界史、というようなタイトルの方が妥当な気もする内容であった。
◯金融関係は専門用語がまず分かりにくいので、その点はこの本においても変わらない。とりわけ、古い時代の話であればついていけても、複雑多様化した現代の金融業界における用語は、それ用に勉強してから読みたい。