【感想・ネタバレ】アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年06月02日

近未来SF少女小説。須賀さんに珍しく気弱な女子中学生が主人公。
目立つことに怯え弾かれることを極端に恐れる、そんな子供の世界は今の現実世界も変わらなくて、学校生活、友人関係の鬱屈さの描写は辛い。
が、天使病からの展開がエグワク(表現はえぐくて怖めだけど先が読めないワクワク感という複雑な心境)。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月29日

 実は現代ものの中の天使ってあまり好きなモチーフではないのですが、物語は面白かった……すごい面白かった。さすが須賀さんだ。でも、物語の体は少女小説な筈なのに、なんか痛くて重くてかさぶたべりべりやられてる感じがする。さすが須賀さんだ(だいじなことなので)昭和の後の戦争が行われている架空の時代という設定...続きを読むですが、天使とか兵器とか、穏やかならぬ内容に。湊くんうさんくせーなと思ってたら……こういうビター感が強い恋愛もの大好きですわ。いいねぇ。懊悩してしまえ。主人公は初めのうちはちょっと殻にこもってる感じでしたが、最後のほうは成長(良い意味ではか不明)できてて、これからも面白くなっていきそうな気がした。もーちゃんのツンデレがひどい。だがそこがいい。続き絶対に読む。

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Posted by ブクログ 2009年12月11日

湊がいいとこもっていきすぎですね。
お馬鹿な彼が大好きです。
陽菜のうじうじっぷりも思春期ぽくていいです。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

少女小説で、ミリタリで、ファンタジー。
全4巻。自分的には須賀しのぶ最高傑作(異論は認める)。
かつ初須賀作品としてもオススメしやすいという素晴らしい作品。

軍服のオジサン達が当然に登場し、うら若い女の子が容赦なくしごかれ、過酷な運命を平然に背負わされるところは須賀作品らしいとしか言いようがない。...続きを読む
しかしこの作品、それと同時に、これまでに須賀作品に縁遠かった少女小説成分が最多です!(笑)
可愛らしい若人達(特にうち1名)に悶えること必至。

文章、設定、展開、キャラクター、すべての点においてソツがなく、安定度が高い。
現在の少女小説界で、須賀しのぶに匹敵する筆力を持った作家は数えられるほどしかいないと思います。
全4巻というシリーズものとしては少ない冊数ですが、その纏まりによって寧ろ、物語としての完成度が上がっていると思います。
須賀作品既読の方も、未読の方も是非。お薦めです。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

軍事教練のある近未来の日本の話。学園な恋かと思いきや、そうそう上手く事は運ばない、と。期待を予想外な形で裏切ってくれるので、面白いです。設定的に「なるほど、そういうことが起こるかも」と思わせられるあたり、更にハマっていく感じ。主人公の精神的変化とともに、続きが楽しみです。

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Posted by ブクログ 2014年06月04日

新シリーズ1巻


暗いトーンの始まりなのに
ぐんぐんお話の世界にひきこまれちゃうのはなんでだろう?

戦争のある世界、天使病…

圧巻のラストをよんで、
すぐに続きを読みたくなりました


すげぇ

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Posted by ブクログ 2012年09月20日

第1巻。あるウイルスにより、人類から「進化」した生命体「アンゲルゼ」。彼らと人類の戦争は熾烈を極めていた。けれど、そんなことは田舎島に住む陽菜にとっては遠い話で、それよりもクラスで浮いたりしないか、友達とうまくやれるか、そんな日常のほうが重要だった――。全4巻。
14歳の主人公の描写がとてもリアルで...続きを読むしんどいです(笑)家庭と学校がほとんど世界のすべてで、小さいことでぐずぐず悩んだりして、そんなところが身に覚えもあって心が痛い!1巻はアンゲルゼとの関わりを予感させつつも、そういう部分から主人公が一歩成長するところがメインだという印象でした。少女小説レーベルとは思えないハードさが素敵です。

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Posted by ブクログ 2011年12月20日

うわあああい面白かったよー! 早く続刊よみたい。須賀しのぶ本当にはずれないな……。
痛いわ重いわのSFサバイバル少女小説。これが青春なんて苦すぎる……これがコバルトなんて素敵……。
少女小説らしい甘い期待もありますがしれっとした顔でひっくり返されます。
主人公は始めは鬱陶しいけど、その弱さがリアルで...続きを読む生々しくて、だから目が逸らせなくなる。というか、登場キャラ全て、それぞれの駄目なところが秀逸に描かれているのでそれが話に重みを加えている。
キャラの作りも話の展開もほんとそつがなくて一気に読めました。

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Posted by ブクログ 2011年07月01日

天使病という謎の奇病が蔓延する世界。離島に住む陽菜は軍事教練などの重苦しい現実に耐えながら暮らしていた。そんな陽菜の唯一の癒しは林の奥のマリアに会いに行くことだった。おもしろかったです!リアルな中学生の現実と重い世界がいい!この完璧なまでのシリアスたまりません。

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Posted by ブクログ 2011年06月10日

おもしろかったです!
主人公の置かれている状況が重苦しい…だがそれがいい。
これからどうなるのか気になって落ち着かないので、さっさと続きを読もうと思います。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ただの学園モノかと思いきや、そこは須賀しのぶ、みるみるうちに主人公がヘビーな世界へと放り込まれていきました。
今回のお話もソーゼツだわ。

初めて須賀さんの小説を読んだのは確か「キル・ゾーン」の時で、それからずっと読み続けているんですが、私的に外れのない作家さんの一人です。

今回もね〜、陽菜がハバ...続きを読むにされる件とか、すごくこう…酸っぱい気持ちになりました。
よくわかるんだわ、こういう状況の各々の気持ちがさぁ。

にしても今シリーズの主役である陽菜、好きになりかけていた自分に好意的な男の子が実は彼女の能力目当てに近付いてきただけだったり、継母と知っていつつも育ての母として心を開きかけていた人が実は彼女の能力を軍に報告する役目を背負っていたことを知ってしまったりと、前作流血女神伝の主人公カリエに負けず劣らずの不幸っぷり!
それでもやっぱり須賀さんの書く主人公なので、腹を決めてからは強いでしょう。

どんな風に転がっていくお話なのか、かなり続きが楽しみです。

…どうでも良いけど、おそらく今作での青春担当なもーちゃん。
私勝手にスポーツ刈りのがっしり体型君を思い浮かべて読んでいました。
今改めて挿絵を見てびっくりです。美少年じゃーん!(笑)

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ヒロインの娘さんが羽化前なのか、なんとももじもじされとってそれはそれであれだったのですが、シリーズものですから羽化後の姿が楽しみ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

幼馴染みに思い切り馬鹿にされている主人公と、明るいほうへ思考を展開させない主人公が読んでいてとてもすっきりする。現実はそんなに桃色でもないし、光にあふれてもない。言葉の世界もこれぐらいの明るさがちょうどいい。

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Posted by ブクログ 2014年09月28日

 再読。再読強化月間。
 記憶にある以上に中学生女子がドロドロしていたので驚いた。エンディングから逆な意味でえってなる。
 陽菜ちゃんって女子に嫌われるタイプだよね。だからと言ってイジメ良くないではあるんだけれど、なぜああなったんだろう。この先読めば分かるのか。

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