あらすじ
鬼才・長尾謙一郎がおくる渾身の最高傑作、ここに堂々完結!
“そこはある。きっとある。そこでは全てが完璧なんだ。”
雨の渋谷で政治家を襲撃したDr.皇とTAKO介は、気がつけば一瞬にして楽園「クリームソーダシティ」に立っていた。
謎の美少女に導かれ、楽園と日常とを行き来するTAKO介。
世界の真理に肉薄するDr.皇。
はたしてこれは現実なのか──?
2014年5月に「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)での連載が未完のまま突如終了し、長らくのあいだ漫画読みに語り継がれてきた幻惑の楽園譚『クリームソーダシティ』。
本当に描きたかった“結末”がここにある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
連載中途で打ち切りになったクリームソーダシティが完全版として単行本化。 なんつうかビンビンくる一冊、トランスなパーソナルが全編ぶっぱなされてるところは自己の倫理観を張り紙にして自宅外壁にぶちまけるアウトサイダー哲学者と同じぐらいの威力で心に迫ってくる。 10代の時に出会ってたらあれだ、映画のIZOや根本画聖の未来精子ブラジルのように自意識を粉々に崩され、世界の見え方を根底から覆されそうな一冊。良著オブ良著
Posted by ブクログ
見たことをそのまま話すぜ。
ある日中井貴一が枕元に立って、そしたらお母さんは処女なのに妊娠していたんだって。
俺はまだこの漫画を読むのは早すぎたんだろうな。50年後くらいあとに生きてたらもう1度読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
単行本で出ていた時に、1、2巻を読んだ。よく分からないが、メチャクチャさがパワーになっていて、面白いと思った。中断から8年、完全版の登場である。
読み直すと、なんじゃこらという感覚は、今回もあるのだが、訳分からんパワーより、逆に理屈っぽく感じた。結末がある分、世界に意味がありすぎる。分からんままでいてくれた方がよかったかなあと思ってしまう。