【感想・ネタバレ】光と影を映す だからドラマはおもしろいのレビュー

あらすじ

映画会社・松竹での助監督時代を経て、木下惠介氏と共にテレビドラマの世界へと進んだ山田太一氏。山田氏は、50年以上にわたってドラマ・舞台の脚本を書き続けてきましたが、事件や殺人などは基本的に扱わずに、家族や現代社会の有り様を鋭く温かく描ききっています。本書は、NHK BSプレミアムで放送された番組「100年インタビュー/山田太一」(2013年2月11日放送)の内容をもとに構成し、単行本化したものの電子書籍版です。「時代のたましい」を描き続けてきた山田氏が、脚本家人生を振り返りながら、ドラマ哲学とドラマの中の心に残るフレーズを紹介しています。全体は次の7章から構成されています。 第1章:映画人からテレビの世界へ 第2章:メッセージを伝える 第3章:家族を描く 第4章:プライドをもって胸を晴れ 第5章:古きよい日本を見直す 第6章:老いと向き合う 第7章:いま、テレビにできること。

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Posted by ブクログ

山田太一さんが培ってきたドラマ哲学。
事件や殺人などは描かずに家族をテーマに描いてきた思いはとても共感できる。
『日本の面影』や『ふぞろいの林檎たち』の創作裏話が興味深い。

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2024年01月08日

Posted by ブクログ

2013年NHK放送のインタビュー番組をもとに原稿化された本なので、当時79歳位ですか。

「男たちの旅路」の「シルバー・シート」とか「車輪の一歩」とか、当時観て考えさせられたの覚えてるけど、これらの創作裏話等興味深い。
「ふぞろいの林檎たち」とか、身につまされるセリフが多く、とにかく山田太一脚本というだけで「観なきゃ」と思わせる作家だった。

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2023年12月28日

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