【感想・ネタバレ】いちばんやさしい人工知能ビジネスの教本 人気講師が教えるAI・機械学習の事業化のレビュー

あらすじ

人工知能が話題となり、「機械学習」や「ニューラルネットワーク」のような技術的な解説書は増えてきました。しかし、教科書のように順を追ってそれらの仕組みを理解しても、「事業領域のなかで具体的にどう使えばいいか」のイメージはなかなか湧かないものです。
本書は「人工知能を使ったビジネスアイデアが欲しい」という場合にすぐ役立てられるように、教科書的なアプローチではなく、人工知能ビジネスの具体的な成功事例から事業化のヒントを学べる構成になっています。
そして、人間の手を離れて価値を生み出す人工知能を使うにあたり、避けて通れないのが「法律の壁」です。たとえば自動運転で事故が起こったら、開発にかかわった者として責任を負う可能性はないのでしょうか。 人工知能が自律的に創作したコンテンツは誰のものでしょうか。このように、事業として人工知能を活用するにあたって事前に検討すべき課題は多くあります。
本書では、人工知能倫理委員の1人である塩野誠氏と、企業法務のプロフェッショナルである二木康晴弁護士が、事例を通じてこれらの法的リスクの論点をわかりやすく解説します。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

田久保講師おすすめの一冊。
ほんとうにわかりやすく整理されており導入の名著だとおもった。

<メモ>
・人間の強みである物事の大枠を瞬間的につかんで構造化することや、本来は遠い分野や領域から類推するスキルが重要となる。
・人工知能をビジネス活用するときの事前チェック
人工知能を用いた事業主体になるのか、技術提供者になるのか。
人工知能を用いて売上をあげるのか、コストを下げるのか
データの保有者は誰か、データの使用許諾はあるのか
アルゴリズムは誰が作るのか、アルゴリズムの保有者は誰か
・人工知能に発生する権利義務の問題があり、整理が必要
・自動運転、自動パイロットや無人自動走行移動サービスが進むのは2020年予定
・自動運転レベルが高くなると、車内で過ごす時間の使い方が変わる。保険、セキュリティサービスも変わる。
・自動運転に関わるプレーヤーとその責任
運転者(運行共用者含む) 人身事故の場合、自賠法責任
物損事故の場合、不法行為責任
自動車メーカー 製造物責任法による責任
プログラム提供者など 不法行為責任
・人工知能は社会全体最適を考えるべきか、利用者最適を考えるべきか。利用者の安全第一を考えざるを得ない、
・ドローンとラジコンの違いは、ドローンはプログラミングなどの自動制御によって自律飛行できるもの
・人工知能によって表現物を生み出すにはルールベース、統計的確率的アプローチ、ディープラーニングアプローチがある。

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2018年07月12日

Posted by ブクログ

わかりやすかったけれど 2017年の本なので情報がちょっぴり古かった
それほどAIの進化スピードが加速してきているということなんどけど

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2025年05月05日

Posted by ブクログ

技術書ではない。人工知能まわりのお話をざらっと把握するには最適、読みやすいしいいボリューム。フィンテックからドローンの話まで人工知能とからめて話があった。

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2017年07月01日

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