あらすじ
ジョン・コルトレーン(1926-67)。そのサックスから迸る音は、ジャズという音楽を根本から変えた。本書は、世界的に知られる研究家が著す、決定版評伝である。発掘資料、貴重写真、関係者へのインタビュー記録などを駆使し、ジャズの可能性を極限まで追求しつづけ、ついにはジャズに殉じて逝った男の全人生を描く。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
先日、彼と同い年になってしまった。
大好きなサックス奏者。
読む時は彼の曲聴きながら読んだ。
音楽の探究心、アフリカ系の黒人民族意識、薬物依存脱却からの宗教精神的覚醒。
同時期の巨人達同様彼も例に漏れず、ドラッグにやられてしまいその影響か早逝。
生い立ちから経歴、作品の解説までいろいろ知ることができた。
生きていたら多分今日におけるジャズも変わってたんじゃないかなとか妄想。
生誕100年なので何かまた映画とかやらないかな〜と期待。
Posted by ブクログ
コルトレーン研究書としての白眉とのことで、読んでみた。よくまとまって読みやすかった。
”同郷の好”という地縁(モンク、ガレスピー)をノースカロライナ州の地図で示してくれていたり、作品に込められている人種差別に反対する意図など、知らなかった知識もフンダンに。
ただただまじめな求道者、JAZZの殉教者というだけでなく、親の子としての幼少時代のことや、3人のキーマン(マイルス、モンク、ロリンズ)との関係から見た人物像、そして「飛翔」「驀進」と題された第3章、第4章と、「至上の愛」、”シーツ・オブ・サウンド”を生み出すまでの怒涛の進撃っぷりがコルトレーンサウンドの如く一気呵成に語られる感じ。
生半可なJAZZファンでしかない自分としては、文字で解説された背景があって、ようやく曲の区別もついて、なるほど~と味わいも湧いてくるので、読んでみて、曲を聞いてみたいと思える一冊はありがたい。
単に、かっこいいサウンド、おしゃれなバラードというだけでなく、コルトレーンの人間性を感じながらを彼の楽曲を楽しめる、良い一冊でした。
(前回の駐在でしこたま仕入れた十数枚あるコルトレーンのアルバムもこれで無駄にならなくて良かった)