【感想・ネタバレ】白髪の唄のレビュー

あらすじ

「白髪というものは、時によって白く見えたり黒く見えたりするものですね」―知りもしない唄をゆるゆると、うろ声を長く引いて唄うような気分。索漠と紙一重の恍惚感…。老鏡へ向かう男の奇妙に明るい日常に、なだれこむ過去、死者の声。生と死が、正気と狂気が、夢とうつつが、そして滑稽と凄惨とが背中合せのまま、日々に楽天。したたかな、その生態の記録。毎日芸術賞受賞。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ


老人のシームレスな過去と現在、知人と友人の間の様な人付き合いが描かれる。
良い意味で冗長な長編である必要性を感じた。

0
2022年12月10日

Posted by ブクログ

「ときたまわけもない恍惚感、のようなものに取り憑かれることはないか?」

「うん、あるよ。この本を読んだ時は特にそうだったよ。」

0
2012年04月06日

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