【感想・ネタバレ】京都西陣なごみ植物店 4 「豊臣秀吉に背いた桜」の謎のレビュー

あらすじ

西陣にある「なごみ植物店」で、「植物の探偵」をしている実菜と、京都府立植物園の新米職員で彼女を慕う神苗が、植物にまつわる謎を解く物語、完結編。十日間にわたって盛大に催す予定だった北野大茶湯を、豊臣秀吉がわずか一日で中止にした理由とは? 「和の植物の博物館」を作りたいという実菜に、彼女の祖父、ダイゴ種苗社長が出した資金援助の条件は、その真相を探ること。はたして実菜と神苗は答えを見つけられるのか? 実菜と姉・花弥の幼馴染、華道次期家元の雪伸が幼い頃、亡くなった祖父と共に見た、一面赤紫と薄紅に染まった山はどこにあるのか? 中学生のミノルの友達、久美の母の実家から出てきた明治時代の籠。そのなかには布と種と和歌「昼白く 夜には黒き うらみの実 くわくわ言うて ここに納めん」が入っていた。呪いの箱ではないかと恐れる久美の両親。この箱はいったいなんなのか? でたらめな住所から届いた葡萄とリスが描かれた掛け軸。それを見て妻が涙を流したという。掛け軸の送り主は一体誰か? など、京都の四季を背景に、植物にまつわる謎を描いた優しい連作ミステリー、ついに完結。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

探偵の話はもちろん安定。それに加えて、1.2巻よりかは和久井姉妹と神苗の話にも進展あり。読んでいくのが楽しかった。

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2020年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いいなぁ、博物館なんて。こんな博物館ができたら、絶対に行きたい!
できればその後の二人と、お姉ちゃんのことを書いた、番外編が読みたいです。

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2019年12月23日

Posted by ブクログ

きれいなラストでよかった。
ま、実菜ちゃんがちょいとにぶすぎって気はするけど、それも可愛かったりね。
神苗くんも、お人好しなぐらいいい人で。
お似合いの2人だと思う。
秀吉の茶会が短縮されたのは史実なのかな。
それとフィクションが合わさっているのが面白い。
本当に、そういうことがあったのかも、なんて思えるのがいい。
ミノルくんや雪伸の再登場も嬉しい。
みんな、元気でいてね。
将来、実菜の隣でそっと支える神苗の様子が思い浮かぶ。
お幸せにね。

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2019年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

流石最終巻、各メインキャラそれぞれが、それぞれの道を見つける、そんな話だったように思います。
主役の実菜ちゃんや神苗くんは勿論(二人の恋愛模様の決着が想像していたより早めに来たのには驚きましたが、後々の展開を考えると、あのタイミングが最良だったのやも。特に雪伸さんのエピソードを語る上では外せない)先述通り、雪伸さんの未来にもまた可能性が広がりましたし、姉の花弥さんにも新たなご縁が繋がった模様。
だから、今までとは少し違った形の『なごみ植物園』の話が読めて感慨深いものがありました。
いつまでも皆が同じ方向を向いて歩いて行ける訳ではない。
ある人は分岐点で別れが来て、そこからまた新たな分岐点が生まれることもあって。
そんな様々な「可能性」を最終巻で見られたことは、作品ファンとして本当に嬉しい展開だったと思います。
まさしく最終巻にふさわしいエピソードばかりだったかと。
恒例の歴史絡みの謎解きも、最後の最後で豊臣秀吉を持ってくるあたりがまたにくい。
実菜ちゃんのご実家の因縁含めて、こちらも壮大な話に仕上がっています。
真相が分かった時は、こちらもぞぞっとしましたから。
恐るべし、和久井一族。
ともあれ、望んでいた以上のラストを見させてもらって大満足の最終巻でした。
各キャラクター達の未来が輝く幸せで満たされますよう。

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2019年11月23日

Posted by ブクログ

京都西陣なごみ植物店シリーズラスト。
未来につながる終わりかたで、良かったねーという感じ。

2人の関係がこそばゆく感じるのは、わたしの年齢のせいだろうか。
青春という感じ。

ミツマタの花を見たことがなかったので、思わずググりました。
来年は生で見たいなー。。。
そして、来年は、西明寺さんにも行きたい。。
桜の葉が、ホルモンを出しているのは初めて知ってので、驚いた!!

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2021年05月19日

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