あらすじ
世界で戦う技術系企業経営の心得がストーリーで分かる
コマツ、富士フイルム、東レ、コニカミノルタ、パナソニック、オムロン、味の素、ホンダ。いずれも日本を代表する企業であり、技術を生み出し、磨いて、顧客に新たな価値を提供することで成長してきました。そうした企業の活動を技術面からけん引するのがCTO(最高技術責任者)です。
企業が、新しい価値を作り出し、継続して成長するためには、技術を研究・開発するだけでは足りません。顧客でさえ気がついていないニーズを見つけるといったことも必要になります。その他にも、解決しなければならない課題が山積みです。
本書では、それぞれの企業で新たな価値の創出に携わってきた経営者たちの“心に刺さる”言葉を紡ぎ合わせて一つのストーリーにしました。
巻末には、コマツ野路会長、富士フイルム戸田副社長を含めた8名のインタビューを掲載しています。
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Posted by ブクログ
CTOの業務の話というよりも、新規事業を見つけるためのポイントを分かりやすくまとめた本。小説仕立てのため、非常に読みやすく、分かりやすい。もっと自分に出来ることがあるはず、と思っている、全ての会社勤めの人にお勧め。
以下内容メモ
新規事業は、社会の課題を解決する将来像から発想する。過去の延長線上に未来はない。
新規事業は、やれそう、やるべき、やりたいの軸で実施するか決める。
自動運転車のある未来では、乗車中に何をするかが重要になる。
今までは自社で全技術を取りまとめていたが、今後は協業するために自社のコア技術を決める必要あり。
パートナーは、価値を共有できていることが大事。オープン&クローズ戦略でデファクトスタンダードを目指す。