あらすじ
今の自分は10年後の自分より10歳若い。老け込んでいるヒマなどない──。プロ野球史上最も長く現役を続けた「球界のレジェンド」と、投資ファンドの代表、航空会社の経営者、大学教授の三足の草鞋を履く最強ビジネスマンが語り合う。下積みを厭わない。地道な努力を続ける。「好き」を追求しつづける。異なる世界で生きてきた二人の姿勢は驚くほど共通している。人生100年時代に贈る、勇気と希望の仕事論。
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Posted by ブクログ
対談形式で進んで行くので、非常に読みやすく面白かった。
今の自分は10年後の自分より10歳若い
これは良い言葉ですね。
よっしゃ頑張ろう。
プロと言われる人でも、本質が分かっている人の割合は5%ぐらいという指摘は、とても胸に刺さりました。
私もプロと言われる職業の端くれですけど、多数に入ってしまうので、これから頑張らないと。
年のせいにしたり、能力のせいにしたりしないで出来る努力は継続していこうと強く思いました。
Posted by ブクログ
「人生は自作自演のドラマである。自分の人生を創るのは自分自身だ。」
「チャンスが来ている時に『今がチャンスだ』と気づくことはまずありません。多くの人は、後から『あの時はチャンスだった』と気づきます。」
「今の自分は10年後の自分よりも10歳若い」
などなど、仕事をする上で、生きていく上で大切にしたい考え方・心構えがたくさん詰め込まれた一冊。
プロ野球とビジネスという異なるフィールドであっても、大事なことは共通しているんだなぁ。人生100年時代、より多くの人が長い期間現役でいるこの時代。もっともっと自分が好きだと思えること、おもしろいと思えること、続けていけることを突き詰めていきたいなと思った。
Posted by ブクログ
山本昌とどこかの社長による対談本。
山本昌について知ることができたのは良かったが、この社長にはあまり興味がないので、もう少し彼のパーソナリティを掘り下げてほしかった。
Posted by ブクログ
50歳までプロ野球で現役を続けた山本昌氏の語る人生現役論。
数々のタイトルに、最年長の勝利とノーヒットノーラン。記録にも記憶にも残る名選手だが、彼ですらも引退時「悔いはある」と語った。彼ほどの実績がありながら、まだまだやり残したことがあった。若い頃よりも体は動かなくなったが、やればできると言い続け、思い込んでいた。こうした気持ちを常に持ち続けたことが、長く現役を続けられた理由なんだろう。
そんな山本氏の現役論を引き出す対談相手は、60歳を超えても投資ファンドを運営し、新事業へ次々と乗り出す現役経営者、佐山展生。「人生は自作自演のドラマ」と語り、自分の人生は自分が決めてきた。30代で転職し、40代でMBA取得など、風変わりな経歴を持つ。
山本氏も佐山氏も常に順調な現役時代を送れたわけではない。ただし、どん底でもがき続けて今がある。長い人生ではしぶとくもがくことが、現役を続ける秘訣だ。
Posted by ブクログ
佐山氏の話は正直参考にならなかったが、山本昌の話は特にプロ野球を目指す人には非常に示唆に富む内容だった。
鳴り物入りでプロに入ったが鳴かず飛ばずで終わる人もいれば、山本昌のようにドラフト下位で入団して名球会に入るような大成功を収めた選手の違いは何か、その心構えが分かる。本人が、「日本プロ野球史上、もっともプロに入って伸びた選手」と自負しているくらい。あと父親との仲の良いエピソードが微笑ましい。意外なのは星野仙一に対して絶対な信頼を寄せている点だ。俺的には星野仙一は嫌いなんだが・・