【感想・ネタバレ】経済ってこうなってるんだ教室のレビュー

あらすじ

日経新聞を毎日読んでいるけど、実はよくわかっていない…というあなた、もう大丈夫です!
この本は、順番に読めば、最終的には金融経済政策までわかるようにできています。
小学生レベルの国語力と算数力があれば理解できる、経済・金融の超入門書。

【著者紹介】
海老原嗣生(えびはら・つぐお)
雇用ジャーナリスト、経済産業研究所 コア研究員、立命館大学 客員教授、奈良県行財政改革推進プロジェクトワークマネジメント部会長、
人材・経営誌『HRmics』編集長、ニッチモ代表取締役、リクルートキャリア社フェロー(特別研究員)。
1964年、東京生まれ。大手メーカーを経て、リクルートエイブリック(現リクルートキャリア)入社。新規事業の企画・推進、人事制度設計等に携わる。
その後、リクルートワークス研究所にて人材マネジメント雑誌『Works』編集長に。2008年、人事コンサルティング会、「ニッチモ」を立ち上げる。
『エンゼルバンク――ドラゴン桜外伝-』(モーニング連載、テレビ朝日系でドラマ化)の主人公、海老沢康生のモデル。
著書に『雇用の常識本当に見えるウソ』(筑摩文庫)、『面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと』(小学館文庫)など単著は20を超える。

飯田泰之(いいだ・やすゆき)
経済学者。明治大学准教授。シノドスマネージング・ディレクター。財務省財務総合政策研究所上席客員研究員。
1975年生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。
『昭和恐慌の研究』(共著、第47回日経・経済図書文化賞受賞、東洋経済新報社)、『経済は損得で理解しろ! 』(エンターブレイン)、
『歴史が教えるマネーの理論』(ダイヤモンド社)、『ゼロから学ぶ経済政策』(角川Oneテーマ21)など著書多数。

【目次より】
◆第1部 ど素人編 経済と金融の「基礎ブロック」
◆第2部 初心者編 社会を解剖するためのメス
◆第3部 初心者編 「金利と為替」のブロックを積み上げる
◆第4部 中級者編 時事情報でブロックに色を塗る
とその先の崖が見えてくる
◆第5部 上級者編 それでもわからないことはプロに聞く

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Posted by ブクログ

ネタバレ

経済の仕組みがとてもわかりやすく書かれていた。
特に為替の考え方や金利の仕組みが具体的だった。
ただ、まだ自分の口で説明できるほどにはなっていないので、読み返して説明ができるようになりたい。

印象に残った説明
・国債について
債権は、それを買った人から定期的に利息を受け取れて、その上期限がきたら当初決めてあった額で買い戻してもらえるという種類の証券。

よく「国債価格が下がったため、金利が高騰した」という記事があるが、その意味は、入札で割引が大きくなったために利ざやが膨れて金利(利回り)がアップしたということ。

国債を買いたい人が少なくて不人気ならば、入札額は下がるために償還時の利ざやは大きくなります。つまり、金利は上がる。国債を買いたい人が多くて人気があれば、入札額が上がるので、償還時の利ざやは減ります。つまり、金利は下がる。

国債の価格と金利は逆相関になっている。

国債の人気が上がって、金利が下がるケースは3つ。
①国債の売り出しが少なく、後学で上位入札した人しか買えないケース
②国の信用が抜群に高くて、高額でも入札したい人が多いケース
③不況やデフレで企業の業績が悪く、民間には貸したくないので、安全な国債に人気が集まるケース

①②がよい低金利。③は悪い低金利。

・為替について
1つ800円のICチップがあり、アメリカに輸出した場合、現地でいくら(ドル)になるか

1ドル=80円の時 10ドル
1ドル=100円の時 8ドル
1ドル=120円の時 6.6ドル

アメリカから見れば、6.6ドルは同じ製品が円安になったことで大幅に値下げされる。

・売りオペ(売りオペレーション)
日銀が手もとにある国債を大量に売りに出すと、国債価格が高騰する。その結果、金利が高騰する。これは、日銀が国債を売るという操作で市場金利を上げているので、売りオペという、

・経済の歴史
2012年の急成長は、日本だけでなく、資源価額の下落など様々な影響も関連していることがよくわかった。

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2020年04月16日

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