あらすじ
その純白の容姿から、女神の祝福を受けた者“白雪の姫”として崇められているシルヴィア。彼女は、隣国の王で幼馴染みのオスカーに恋心を抱いていた。だが聖女に恋は許されない。その現実に苛まれ、彼女は彼と距離を置こうとする。そんな中、シルヴィアの暮らす大聖堂に火の手があがる。目を覚ました彼女は、なぜかオスカーに囚われていた。酷薄な笑みを浮かべる彼に、無理やり純潔を奪われたシルヴィアは、それから毎夜、繰り返し欲を注がれて――。
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美しい
女神の相貌をもって生まれたことによって、特殊な環境下で聖女として生きている少女と、大国の王子の初恋の物語です。
ヒロインの少女は、純粋で無垢で、それが、ヒロインに恋するヒーローの狡猾さを際立たせていて、私は好きでした。
ヒロインの無垢さや、特殊な体質も手伝ってか、蒼い森や大聖堂の描写など、とても美しいものを想像しました。
ここでは、描かれていませんが、妊娠が分かったヒロインが色々悩むだろう様子と、その葛藤を楽しみ、手玉に取るだろうヒーローの様子を想像して悦に入ってしまいました。