【感想・ネタバレ】芭蕉紀行のレビュー

嵐山光三郎

『野ざらし紀行』『冬の日』『笈の小文』『奥の細道』はもちろん、従来の案内書にはない『かしま紀行』『更科紀行』ゆかりのスポットも完全網羅。中学三年で芭蕉の言霊にふれ、自らも「旅を栖」とする著者が、足と目と感性で俳聖の全足跡を辿る。研究者のあいだではタブー視されている、蕉翁の衆道にも踏み込んだ稀有な書。沿道の美味な食べ物も紹介。著者手描きの絵地図入り。『芭蕉の誘惑』改題。

[ブクログ · ★★★★★]

光三郎先生　渾身の芭蕉論　　目からうろこの　芭蕉論　こんな芭蕉さんだったのかと　しみじみ思う還暦のこのごろ。

[ブクログ · ★★★★☆]

奥の細道をはじめとした芭蕉の作品の舞台を、実際に旅して書かれた紀行文。実際に現地に行くことで、芭蕉が想像で作った俳句があることがわかるというのは面白い。各地の風景、食べ物が紹介されているのも親しみが湧く。
全行程は無理でも、一部でもいいから自分も同じような旅をしてみたいとは思っている。

[ブクログ · ★★★☆☆]

「俳聖」と言われる一般的なイメージとは異なる、生身の人間「松尾芭蕉」の、心の闇を垣間見た気がしました。