あらすじ
「本“読まなきゃ”」「内容を全部理解しなくちゃ」どことなくしんどい、そんな読書に終止符!
年700冊を超える本を読破する人気書評家が大切にしている読書のコツ。本当に価値ある読書をする方法。
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Posted by ブクログ
著者も、もともとは「1ページ5分」の超・遅読家だったそうですが、「LifeHacker(日本版)」をはじめとする様々なウェブサイトで書評欄を担当することになり、今では年間の読書量は700冊以上にものぼるそうです!
本書は、本を読むことが苦手だと感じている人に対して、「自分の読書を見つける旅をしよう」をテーマとしています。
快適に読書を楽しみたいと思っている人へ、著者が発見したたくさんの本をすばやく読む方法など、様々なメッセージを発しています。
一部を抜粋して紹介します。
・「本を読むのが苦手だ」というのは、詰まるところ思い込みでしかない。
・本を読むのが苦手だといっても、それは現時点でプロセス(過程)が苦手だというだけであり、「本が苦手」とは根本的に違う話。
・完璧な読書を目指す必要はない。
この他にも、まずは自分が本との距離を改善していくところから始まり、読みたくなる読書術や読書を習慣づけていくこと、そのための環境づくりについて実践しやすいアイデアが記載されています。
習慣や環境作りは読書に限らず、事業においても重要な要素ですね。
私も今一度、自分の習慣や環境づくりについて見つめ直そうと思いました。
Posted by ブクログ
2020年1月5日〜2020年1月14日
1番大事なのは、自由に本を読むこと。義務感を持たないこと。ということが書かれてありました。他の趣味にも適応できる考えだと思いました。
著者が推奨する読書方法ですが、私には合わないかなと言うものもありました。ただ、そんな時は無視してしまえばいいと思います。それが著者の主張ですし。
あと、著者の音楽好きっぷりがよくわかります。よくプロフィールを見てみたら、音楽評論家もやっているようです。
巻末では結構たくさんの本が紹介されています。次に読む本を選び易くなっています。
Posted by ブクログ
読書習慣が無い方は、ぜひ読んでみると参考になると思います。
速読する事でも、内容をしっかり理解する事でも無いそうで。
自分が楽しく読めることが一番だと書かれています。
私は小学生の頃から読書が好きで、今でも毎日少しずつですが、読書してます。
スマホやTVに疲れたとき、私の場合ホッとできるのが読書です。
Posted by ブクログ
本を読むことに苦手意識を持っている方に向けて書かれた、読書習慣を身につけるための一冊です。
多くの読書術についての本で書かれている「速読」や「本を記憶すること」から距離を置き、気楽に読書を楽しむコツについて記されています。
音楽を選ぶように気楽に本を選び、合わないと感じた本とはすっぱり割り切っていく付き合い方を教えられ、義務感や完璧主義な考え方から解放され、ポジティブな気持ちになりました。
しかしながら、仕事や勉強のために本を読む機会においても、同じような考え方で臨むことは難しいかもしれません。
Posted by ブクログ
今までは読書する際に、本に書かれていることをすべて吸収したい、細部まで取りこぼさす読まなければならない、との思いがどこかしらにありました。せっかくその本を読むのですからね。
しかしこの本を読んで、自分の読書が「すべてを理解しなければならない」「効率的に読むため速読できたほうがよい」といった義務感にとらわれていた部分があるのに気付かされました。私は自ら、読書というものをやや難しいものにしてしまっていたようです。
* 2つの"must"から自由になる
* 熟読し、書かれていることのすべてを頭に叩き込まなければならない
* 時間を効率的に使うため、速読しなければならない
* 2つの義務感
* 「読まなければならない」という義務感
* 「理解しなければならない」という義務感
* 「100%」ではなく、自分にとって本当に価値のある「1%」を見つける
* 読書は必ずしも「直接的な勉強」とは限らない
* 大切なのは、音楽を聴くように、珈琲を飲むように、呼吸をするように、その読書を受け容れ、楽しむこと