あらすじ
かつてその世界で魔法と最強を極め、【賢者】とまで称されながらも
『魔法戦闘に最適な紋章』を求めて未来へと転生したマティアス。
幸運にも最強の紋章を手に入れられたが、転生先の未来では魔法戦闘に
最適な紋章が「失格紋」扱いされ、優れた魔法理論さえ退化させられていた。
そこに魔族の陰謀を感じ取ったマティアスは、
改めて無詠唱魔法の普及に尽くすべく、古代文明時代の王グレヴィルを学園の教師に据え、
過去の自分・ガイアスを蘇生させて世界の脅威「壊星」を宇宙に還し、
さらには「混沌の魔族」を倒す武器「人食らう刃」をも奪還、『破壊の魔族』ザドキルギアスまで退ける。
今回、王国最悪最凶の囚人たちが魔物と化した『鎧の異形』による襲撃が始まるが、
それを排した先で、この世界に「詠唱魔法」が跋扈した理由が明らかになる――!?
シリーズ累計400万部突破!!
超人気異世界「紋章」ファンタジー、第13弾!!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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毎回続きが気になる幕引き
今回は、世界中の詠唱魔法を発動させている、隠された装置が登場したり、初期に通った迷宮の5層に実は魔族が隠れる階層に通じる隠された通路があったりと、初期から登場してる詠唱魔法と第二学園の地下迷宮にもスポットが当たります。
それにともなって、一般の第二学園生たちが15層あたりで龍脈観測のレポート作成してたり、グレヴィル生生が、課題の提出期限に厳しかったり(笑)近況の第二学園が暫く見ないうちに頼もしくなっていってるのが見れて面白かったですね。
ただ敵と戦う時に、マティが説明しながら戦うの少し長く感じて読むのが少ししんどかったです。勿論、詳細に説明してくれるのが面白く感心できる部分もあって良いのですが絵が無いとやっぱ辛い感じがあります。
そして最後にこの世界の魔法文明を崩壊させた魔素融合炉の爆発が、実は陰で仕組まれていたこと、その敵は魔族でも人間でもない、まさに最初からマティが挑もうとしてる敵=宇宙からやってきた存在の影が出てきて、更に話のスケールが大きくなっていく感じに終わったので、相変わらず続きが気になる幕引きでした(苦笑)