【感想・ネタバレ】星降るカミーノ 魂の旅路のレビュー

あらすじ

「カミーノ」とは、スペイン西北部のサンティアゴ・デ・コンポステーラという町にある聖ヤコブ(イエスの12弟子の一人)の墓に詣でる巡礼道のこと(「サンティアゴの道」「ヤコブの道」ともいう)。ヤコブの墓はキリスト教三大聖地の一つでもある。起点はフランスの最南端にある町サン・ジャン・ピエ・ド・ポー。そこからピレネー山脈を越えて、約800キロの道を歩くのである。脳梗塞の後遺症で不自由な身体にもかかわらず、四国八十八カ所を巡礼した著者が次に目指したのが、この「カミーノ」であった。目的は、「自己との対話」であり、「生まれてきた理由」を探すためである。厳しい天候のなか、33日間、ただひたすら歩き通した末に得たものとは? 「カミーノ」の道中でどんな出会い、発見があったのか? 本書は、「カミーノ」を歩きながら、「人間は何のために生きるのか」「魂を磨くとはどういうことなのか」を綴った感動の巡礼記。

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Posted by ブクログ

北スペインを横断するようにサンティアゴ・デ・コンポステーラ(星降る野Campus Stellaの聖ヤコブ)を目指す800kmに及ぶ巡礼路を歩いた著者のリポート。内なる声に耳を傾け対話を深めることによる気づきと関連するエピソード。
宗教のくくりを超えて、神と世界と人について枠組みを示してくれる。
分からないもの、理解が及ばないものも認める姿勢は素晴らしいと感じる一方、理解の範囲でしか語られていない限界を感じてしまう。
11-75

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2011年10月16日

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