【感想・ネタバレ】経済で読み解く 明治維新 ~江戸の発展と維新成功の謎を「経済の掟」で解明する~のレビュー

あらすじ

「明治維新」とはいったい何だったのか?
“経済の掟”で「維新成功」の謎を解く!
江戸時代の日本は“世界最強”の「資本主義」の国だった! !
“世界史の奇跡”と言われる、「明治維新」とは何か?
なぜ「江戸幕府」は“倒産”したのか?
江戸幕府のマクロ経済政策から、百姓のビジネスモデルまで、
維新前史を“経済的視点”で描く―。
「経済」がわかれば、「日本」がわかる!
日本近現代最大の謎に挑む、著者渾身の書下ろし! !

■ 歴史教科書には矛盾が満載!
■ “経済の掟”がわかる人、わからない人
■ 維新の成功は「江戸時代の蓄積」があったから
■ 信長、秀吉の遺産を相続した家康
■ 荻原重秀が理解していた「貨幣の本質」とは?
■ 耳障りの良い思想「貴穀賤金」
■ 坂本龍馬もパクった「海商」のビジネスモデル
■ 新通貨「円」の登場! 他

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Posted by ブクログ

ネタバレ

妻に勧められてダラダラと読み始めた本。
でも、面白かった。
以下印象に残ったこと。

・徳川家は400万石しかないのに、3000万石の日本全体を統治しなければならなかった(各大名から税を徴収していない)。

・江戸幕府の敗因は「米本位制」だったこと。米を年貢として徴収し、それを売却して現金を得る。そのため、米が他の商品よりも値下がりしていれば損をする。実際にそうなって日本全国の大名は貧乏になり、商人は金持ちになった。

幕府はこんな少し考えれば分かりそうなことを260年も改善しなかったから滅びた。なぜできなかったか? 将軍をはじめ、トップの頭が固かったから。

声が大きいだけで実力がない人材がトップに立つのは、今の日本政治と同じ。この本から学ぶことは多いと思う。

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2021年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

明治新政府により旧態依然から文明開化を吹聴したが、江戸時代の文化、経済は我々が思う以上に発達していた。秀吉のガチ支配に対し、徳川は全国を支配できたわけではないので緩やかな統治を行った。はじめは金銀が大量に採掘できたが5代の頃には財政が厳しくなった。含有率の低い小判をたくさん作ることによりデフレ解消する政策は現代のリフレ政策につながるし、藩をまたぐ為替レートが既に国内で制度化されていた。このように8割くらいが江戸時代について書かれている

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2018年05月19日

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