【感想・ネタバレ】光の帝国 常野物語のレビュー

あらすじ

膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから――「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への志向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか? 不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

昔、本屋でなんとなくタイトルにひかれてよんだ本。一族の話が切なく、儚い。

特別な力があっても、それだけでうまく行くわけではない現実のもどかしさを感じた。

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2025年09月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 表題から想像していた話とは違っていて、(もっとホラーテイストで壮大なのかと勝手に思っていた)普通の暮らしの中に住む人々のSF的なお話だった。なんとなくジブリの平成狸合戦ぽんぽこを想像した。
 短編が連なり、特殊な力を持ったひとびとと、普通のひとびとが関わってゆく話が描かれる。中でも表題になった「光の帝国」は、力を持ってしまったがゆえに狙われてしまった過去の常野の子どもたちの悲しいお話で胸が痛くなった。
 現在も発達障害やLGBT等、いわゆる「普通」とは違うひとびとがいるが、偏見の目を持たないでフラットに接していきたいという気持ちにさせられた。

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【読むきっかけ】
・夜のピクニックが良かったので、奥様書棚にあった本作を手に取った。
・ジョウヤモノガタリ?つねのものがたり?
【感想】
・「とこのものがたり」かよ!
・「大きな引き出し」、「二つの茶碗」が良かっただけに、「光の帝国」が悲しすぎて、凹んだ。「達磨山への道」は、私には理解が難しい…。
・最後らへんでの心のつぶやき。『え?あと「黒い塔」と、「国道を降りて…」の2つしかないよ?量も少ないよ?大丈夫?伏線回収できるの?』
・「国道を降りて…」、で音楽ネタ。その道に進んだ光紀が出てくるのかと思いきや、出てすらこんじゃん!
・続きはないのか?続きは?(半ば怒り)
【あとがき】
・著者のあとがきを読んで、初めてシリーズモノの短編集と知る。
・著者も『今にしてみれば「大きな引き出し」の春田一家の連作にしても良かったなぁと、少々後悔している。』と書いてある。そうだよ。僕もそう思う。光紀の活躍が見たい!
【続き】
・ネットで調べると、常野物語は「光の帝国」、「蒲公英草紙」、「エンド・ゲーム」と続くらしい。ホッとした。ぜひ、続きを読みたい。
 ひとまず、個人的に読んでて辛かったので、星3つです。続きを読んだら、変動するかも。

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

社会に溶け込んだ、不思議な能力を持つ常野一族を描く連作短編。
すべての話が繋がるわけではなくて、結局達磨山のことや、黒い塔がなんだったのかわからないまま終わってしまった感があるけど(あとがきを読むと、達磨山の話とかは別の長編物として考えられていたものらしい。)、最後は良い感じで終わった。岬と美咲はどういう関係なんだろう。一族全員が集って大団円ではなかったけど、色んな境遇の人がいるように、常野一族も色んな境遇のなか暮らしているんだというふうに感じた。
本筋とは異なるところな気がするけど、「草取り」の話ではっとするところがあった。
「この人たちがそれぞれに目的を持ち、やがては自分の部屋に帰るのだと考えると不思議な気がする。」
「力がある方向に働く時、必ず逆方向の力が起こる。」

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2025年06月08日

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