【感想・ネタバレ】戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則のレビュー

あらすじ

○なぜ、インドで洗濯洗剤「アリエール」が広まったのか?
○なぜ、「片づけの魔法」は米国でベストセラーになったのか?
○インスタグラマーは、どれだけの影響力を持っているのか?

「商品力」や「宣伝力」だけでは、もはや人は動かない。
5万部ベストセラー『戦略PR』著者の最新作!
PRとは「世の中を舞台にした情報戦略」であり、
その究極の目的は「人の行動を変えること(=ビヘイビア・チェンジ)」。

最前線で活躍する著者が、国内外の最新事例を交えながら、
そのフレームワークを解き明かす。

従来の社会常識に挑み、「買う理由」をつくりだす6つの黄金律
1 おおやけ→「社会性」の担保 社会課題解決をめざす「ソーシャルグッド」の潮流
2 ばったり→「偶然性」の演出 コンテンツが演出する偶発的な「セレンディピティ」
3 おすみつき→「信頼性」の確保 多様化する「インフルエンサー」の影響力
4 そもそも→「普遍性」の視座 「よくぞ言ってくれた」を引き出す本質的な価値転換
5 しみじみ→「当事者性」の醸成 「自分ゴト化」させ感情に訴えるストーリーテリング
6 かけてとく→「機知性」の発揮 PRクリエイティビティの真髄は「とんち」にある

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

前著の『新版 戦略PR』から6年も経っているのか。著者のおかげもあり、「戦略PR」という言葉をよく聞くようになったのだと思う。6年の時間に起きている事例などを紐解きながら、変わらない戦略PRの本質、より高度になった事象を説く。まあ、前著が新書で、今回は単行本になり値段も大きく上がっているが、読む価値があると思う。

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2017年05月18日

Posted by ブクログ

> PRとは「世の中を舞台にした情報戦略である」。そしてPRの究極の目的は、「人の行動を変えること」にある。(はじめに)

戦略PRの6つの法則
おおやけ(社会性)/ ばったり(偶然性)/ おすみつき(信頼性)/ そもそも(普遍性)/ しみじみ(当事者性)/ かけてとく(機知性)
をテーマに、行動変容をもたらすPRについて記述される。

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2025年05月03日

Posted by ブクログ

・インターネットの普及により、オレがオレがという企業発信から報道情報、口コミの影響力が増した。
・PRは、パブリシティと思われがちだが、パブリックリレーションズ
・PRの目的は、ビヘイビアチェンジ
・多くの人が動くとき、何らかの関心がある。ビヘイビアチェンジを起こす関心を科学することが大事。
・とんちの利いた話は、それ自体がシェアブルコンテンツ
・企てが健全であることが大事。

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2022年10月05日

Posted by ブクログ

この本を読むと「全くその通り」と思う。
戦略的に商売を考えるのは当然だが、
「いい商品」→「どうやって販売するか?」→「どうやって宣伝するか?」
こんな時代はとっくに終わっている。
「人の行動をどうやって変えるのか?」→「買わせる理由を考える」
の重要性をこの本では説いている。
今は映画への出資、DVD、番販、展覧会グッズ製作をやっているが、確かに作ればある程度売れていく時代はあった。
おそらく流通業者が各所で在庫しているために、一見すると「出荷の数は多い」=「売れている」という錯覚だったのだろう。
エンドユーザーレベルでどこまで売れていたのかは、計る由もなかった。
しかし、テクノロジーの進化が「末端で誰が買ったか」までを追跡できるようにしてしまった。
とっくに消費者の動向は変わっていたはずなのに、供給側の考え方が変わらなかっただけだ。
ひとつ一つの事業を見直すのも、もちろん行う必要がある。
しかし、「我々のお客様は、本当に何を求めているのか?」
「お客様に当社製品を買っていただく理由があるのか?」
を、今一度議論して考え直す必要があるのではないだろうか?
この本で書かれる「6つの法則」は知っていると、絶対に役に立つと思う。
「おおやけ」(社会性)
「ばったり」(偶然性)
「おすみつき」(信頼性)
「そもそも」(普遍性)
「しみじみ」(当事者性)
「かけてとく」(機知性)
この本を読まないと、その意味が分からない。
オススメ本です!
(2017/5/28)

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2020年09月06日

Posted by ブクログ

すぐさま実践に移すことは難しいけれど、ヒントが得られる本。刺激を受けた。社会の関心を掴むことが大事。

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2020年06月02日

Posted by ブクログ

・1956年「もはや戦後ではない」の宣言とともに日本は高度経済成長期に突入し大量生産大量消費を背景にこぞってマーケティングを導入。そのほとんどはマス広告中心となり、この時点で日本のPRは広告を補完する「パブリシティ」に成り下がった。
・商品ではなく買う理由をつくる
→切実な理由にちかい
・属性順位転
→アイドル 遠くあこがれの存在→会いに行ける存在
→洗剤 驚きの白さに!→除菌(アリエール)
洗濯しても菌がいる啓蒙活動byP&G
科学的な裏付けがあるとメディアも取り上げやすいのか
・企業は主語になってはならず、第三者話法がマスト
→ほっこりラボだわ
・コントロールのし辛さがPRの弱点
・戦略PRをやめる3つの理由
→選ぶのが面倒くさい の時代
→好き勝手やらせての時代
→気になるものはそれぞれ
・PRの目的:人の行動を変えること「ビヘイビアチェンジ」を起こすことが
・イクメンではなくうちパパに関心が高まっている
・本来PRは企業活動やビジネスモデルときっても切り離せないもの。中途半端な取り組みは逆にリスクになる。
・PRとはファクトやデータの意味づけの仕事だ。
・ばったりかストーカーかという視点で見直すべし
・インフルエンサーは事実系と共感系の2パターン
どちらもおすみつきを与えられる存在
・n数が増えるほど薄まるのは被験者の「顔」「ストーリー」
・とんち 氷が溶けると春になる
・ネオナチのパレード、1メートル歩くたびにネオナチ脱退支援団体に市民から寄付が入るというとんちのきいたPR
・広告はユーモアに溢れ、後方は真面目さに溢れているという不文律は崩壊しつつある
・ソーシャルな時代に企業に求められるものは「軽やかさ」。いまや生活者は知人も企業もブランドと同枠で評価する。「ウソつき」「重すぎる人」「アピールする人」は敬遠される。
・PRは健全な企て

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2018年12月09日

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20180107

個人なら人の心理を勉強するのが一番稼げると思います。なんにでも応用できる武器になるのがPR。内容はどっかの本にも書いてた気がするから多分重要なんでしょう

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2018年07月21日

Posted by ブクログ

・情報洪水と消費飽和の時代には「買う理由」が求められる。
・買う理由をつくるということは、「いい◯◯」を再定義すること。
・戦略PRの目的はビヘイビアチェンジ(行動変容)
・パブリシティ→パーセプションチェンジ(認識変化)→ビヘイビアチェンジ。これまで日本がPRだとしてやってきたのは、パブリシティの部分のみ。ビヘイビアチェンジをしてはじめてPRの効果が出たとする認識は、世界のPRパーソンの間で広まりつつある。

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2017年07月25日

Posted by ブクログ

商品を作るよりも買う理由を作る(買う理由のマインドシェア)

戦略PRのピラミッドの考え方
・パブリシティ 発信
・パーセプションチェンジ 認識の変化
・ビヘイビアチェンジ 行動の変化

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2017年07月17日

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PRとは人の行動を変えるもの、すなわち消費者に「買う理由」を提供するもの、と定義し、その戦略について国内外の具体的な成功事例を多数紹介している。直接的な広告とは異なる、社会関心を生み出したり問題提起することでニーズ創出したりブランド向上を図ったりする活動について知りたい人向け。
事例は豊富だが、自社の事業や案件でそういった機知に富んだアイデアを出せるかが難しいところ。

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

2021.10.16 非常に軽快に戦略PRの概念と事例、方法論が示されており、とても勉強になった。これから参考にしていきたいと思う。

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2021年10月16日

Posted by ブクログ

サービスやものを売るにはどうすれば良いか、戦略的なPRを纏めた1冊。

何よりもまず、「買う理由」を消費者に伝える必要がある。社会関心から人々の行動変容を起こすことで、なぜそれが大事なのか?買う必要があるのか?を人々の意識に醸成させることが大切である。

本書の中ではPRの6つの法則を丁寧に述べているが、最終的には消費者一人一人の心にどう響かせるか(どういうストーリーを作りどうなってもらいたいのか)、事業者目線ではない消費者目線でのPRを考えていく必要性があるのだと思う。

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2021年04月18日

Posted by ブクログ

戦略PRに必要な6つの要素として、「おおやけ」「ばったり」「おすみつき」「そもそも」「しみじみ」「かけてとく」を挙げている。それぞれに海外事例が豊富なのが本書の特長。
PRを輪郭をはじめて学ぶ新入社員や、広報担当以外の職種の方にとっては、入門編としてちょうどよいのではないかと思う。私は自分の仕事を理解してもらうために両親に読んでもらいたいと感じた。
また、日頃からPRのプランニングに向き合っているPRパーソンにとっては復習の側面が強い。ただし、プランニングに不可欠なエッセンス(6つの要素)の紹介があるだけで、プランニングのハウツーには踏み込まないので、実用性は低いと思われる。

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2020年05月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「良い◯◯=✕✕」を創出(または常識を変える)ことにより、新たな「買う理由」を作ることが重要である。
(例:良い洗剤=驚きの白さ⇛良い洗剤=除菌ができる)
この買う理由に基づき、「商品便益」、「世の中の関心事」、「生活者の関心事とメリット」に基づく「関心テーマ」を世に広め増幅していくことがPRの中核的な醍醐味である。
そのためには、「おおやけ」社会性の担保、「ばったり」偶然性の演出、「おすみつき」信頼性の確保、「そもそも」普遍性の視座、「しみじみ」当事者意識の醸成、「かけてとく」機知性の発揮などのテクニックが必要となる。
PRの基礎的な部分について学ぶにふさわしい書籍。

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2017年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

頭の中が整理された。パブリシティ→パーセプション→ビヘイビアを変えることが体系的になっていて、パブリシティの広告効果を図る指標ではなく、ビヘイビアチェンジを定量的に測れる効果測定がなにかまで説明してくれたらもっとよかったなあというのが感想。ビヘイビアチェンジに至るまでに、クリエイテビティをいかに掛け合わすことができるかにカンヌライオンのPR部門の評価指標があるなども頭が整理された。

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2017年05月28日

Posted by ブクログ

買う理由・行動変容・社会的関心からのPRの重要性。
そのためのポイントを綴っている内容。
言わんとすることはよく分かる。
紹介されている実例もきっとそうなのであろう。
でも、数多ある失敗の上に成り立っているはずであり、
やはり再現性と汎用性は低いように感じる。

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2017年04月24日

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