【感想・ネタバレ】原発と日本の核武装のレビュー

あらすじ

内閣府原子力委員会、安全委員会の専門委員を歴任した著者が、日本の原子力事業のタブーを明かす!なぜ、日本は原発をやめないのか。長年、原子力の研究に携わってきた著者が、福島原発事故を引き起こしてしまった日本の原発事業の問題点を整理し、原発推進派、反対派それぞれの主張と、原発の本当の必要性を科学的に精査、原発と核武装の関係までを読み解き、なぜ、日本がいまだに原発をやめないのか、その深層に迫る。(目次)第1章原発事故、そのとき何が起こっていたのか、第2章原発を再開したい人たちの本当の理由、第3章原発に反対する人たちの本当の理由、第4章科学的、経済的に見た原発の真の必要性、第5章事故で明らかになった政府、マスコミ、専門家の無責任体質、第6章福島に帰ることができるのか、第7章原発と日本の核武装の必要性、第8章日本が原発事故を乗り越えるために

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Posted by ブクログ

読みやすさ★★★★
学べる★★★★
紹介したい★★★★★
一気読み★★★★
読み返したい★★★

東日本大震災の震度は6。震度6の地震は、日本では一年に一回程度起こる。決して想定外とは言えない。福島の原発の耐震性が一般建築以下であり、非常時の管理、手順があまりに杜撰だったから原発の爆発は起こったのだ

爆発後、福島は安全だと報じる一方で、自分たちは避難していたマスコミ。
科学の原理原則を無視する政治家、御用学者。
先に団結ありきで、政策を論じない、原発推進派vs反原発派。
明らかな核保有国(を目的としている)であるのに建前が過ぎる日本。

劣化した日本の縮図が原発論なのだと感じた。非科学的な、なあなあのこと無かれ主義。日本の未来を真に考えている人は現行の政策側やマスメディアにはいない。恥だ。

武田先生の著書の多くは、日本という国の素晴らしさ、日本人の精神性の高さを強調している。お金のためでも保身のためでもなく、日本のために身を投げ出すのが日本人のはずだ。
今のままでは日本はマズい。皆、テレビを消そう。本を読もう。情報を獲りに行こう。

0
2021年10月14日

Posted by ブクログ

地震で非常停止したと報道されるが
冷却ができないと制御棒で核分裂止めても原子炉の熱は10分の1になるが熱量が膨大なので、1日ぐらいでメルトダウンし爆発する。爆発を防ぐという意味では止めても危険性は同じ。

テロとかで海水ポンプふさがれたりして冷却系やられたらダメなんだね。

米軍が日本近海に核ミサイル搭載した原子力潜水艦を配備し、日本も核爆弾材料と高性能ロケットを有してるから実質的に核武装している。

もし核抑止力が必要とすれば、中国が攻撃してくることだが、日本の国力、国際社会、経済的関係、日米安保をみれば起こりそうもないので、原発を止めることは、核抑止力をなくすことという議論は空論だ。

中国は心配だなぁ?

政府、マスコミ、専門家の無責任体質を考えると、確かに
原発再稼働は危険だな。

読後、YouTubeで武田先生の国会答弁を観た。
立派だな、感動した。

0
2016年12月08日

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