【感想・ネタバレ】絆のエンジェルのレビュー

あらすじ

彼には言えない――天国の子のこと。そして、彼の子を身ごもったこと。

7年前、キャットは赤ん坊を早産のすえに2日で亡くし、婚約者とも破局して、悲しみをかき消すように仕事一筋に生きてきた。ある日、出張先のバルセロナで同じ医師のドミニクと出会い、美しい彼に惹かれるまま情熱的な一夜を過ごす。一夜限りとわかっているけれど、もっと一緒にいたい……。けれど、何か秘密を抱えているようすの彼を信じきれず、けっきょくは後味の悪い別れを迎えたのだった。やがて思いがけぬ妊娠が発覚し、脳裏に7年前の恐怖がよみがえったが、キャットはドミニクには知らせず、一人で産む決心をする。だが産休中の代診医として現れたのは、ほかでもないドミニクだった!■名作家キャロル・マリネッリが描く、せつないシークレットベビー物語をお贈りします。ともに、言葉では言い尽くせないほど悲しい過去を背負ったキャットとドミニク。そんなふたりがゆっくりと心を結び合わせていく、奥深くて情感豊かな愛と絆のストーリーです。

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ネタバレ

共に医師の二人が学会で出逢う。ヒーローは妻を病で2年前に、ヒロインは赤ん坊を7年前に亡くしていて(その子には遺伝子的疾病があった)心に傷を抱える二人。出会って即惹かれ合いベッドイン。ヒーローが隠し持っていた指輪で既婚者と思い気まずい別れをする。が、ヒロインの病院に来て再会。ヒーロー実はヒロインを求めて来たくせに彼女の妊娠を知り激怒。怒りすぎてて暫しこう着状態だが、二人の心情は事細かに描いているためわかりやすい。ただ歩み寄るあたりに唐突感あり単に欲望に負けたか?と受け取れるかも。身体以外の相性の良さも散りばめられているのに、なぜか物足りなさを感じる。全体的に惹かれ合う説得力にかけるのは、なんでだろ??妻の命日や葬式だった日に一人になりたがる、はわかるけど、作品の長さが足りないからかヒロインへの想いがかすんでしまう。赤ん坊の写真のくだりは少々読んでいてシンドイ。と不満点を書いたが、概ね面白い作品。

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2019年09月14日

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