あらすじ
村上春樹はなぜ世界中で読まれているのか?
『風の歌を聴け』から『アフターダーク』までを貫くモチーフとはなにか?
なぜ文芸批評家から憎まれるのか? うなぎとはなにか?
「私たちの平凡な日常そのものが宇宙論的なドラマの「現場」なのだということを実感させてくれるからこそ、人々は村上春樹を読むと、少し元気になって、お掃除をしたりアイロンかけをしたり、友だちに電話をしたりするのである。それはとってもとってもとっても、たいせつなことだと私は思う。」(本文より)。
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Posted by ブクログ
私は村上春樹はあまり好きじゃないです。
(アンチではないですよ?ただ、つかみきれないその文に
畏怖も感じるのですが、なんか、怖い)
著者は珍しいことに
冬ソナが好きなのです!!
しかも超真面目に語っているぜコノヤロー。
ここまでいろいろと思いを巡らせることができれば
幸せなんだろうなぁ。
村上春樹の魅力をこれでもかと
ぶつける、著者らしい(と言われる)作品。
翻訳しやすい文だということに
驚かされました。
現実にフランス語にかかわる彼が訳した分と
原文は近いのよね。
しかもハルキストらしく、
大体文脈予想をしてらっしゃる(笑)
文壇のかくかくしかじか話も
必見であります。