あらすじ
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質問●大人はなんで転ばないんですか?
⇒道ではあまり転ばなくなりますが、人生に迷い込んでしまうこともありますので気を付けなければなりません。
全国の児童館の子どもたちが、大人に素朴な疑問をぶつけます。大人代表はみうらじゅんさん。
遠慮会釈なく真実を衝いてくる子どもたちの質問に、最初から最後まで真摯に応えます。
そのやりとりにドキッとしたり、ほっこりしたり。おかしくてためになる本なのです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
学生の質問に、生協の白石さんは丁寧に答えてくれました。子供達の質問に、みうらさんは自身の言葉で思いつくまま正直に答えました。飾らず自分の言葉で語る姿に感銘しました。こんなオッサンを目指して生きて行こうと思いました。10歳年上のみうらさん、私の10年後はどうなるだろうか?
Posted by ブクログ
子どもに質問されるとできるだけ丁寧に
わかりやすい言葉で間違いが少ないように
教えようと努力するけれど
みうらさんぐらい、ふわっと本当のことと
テキトーなことをまぜまぜにして教えても
悪いことじゃないかもしれない。
そんなゆるーい考え方を受け入れられる
器ができるかも。
そんな子供とみうらさんの問答集でした
Posted by ブクログ
みうらじゅんが、児童館の子供たちの素朴な疑問に、答えていく。
この前、新日曜美術館(Eテレ)で運慶展にゲスト出演している、みうらじゅんを観て、この人意外といい声で、しゃべりの安定感が高いなと思った。
この安定感に、ズバッと鋭く、それでいてくだらない発言が乗るところが凄みなんだなと思った。この本もまさにそんな感じ。
子どもに答えているようにみせて、実態は子供に向けてなんて答えていない。子供向けという装いで、大人(全人類?)に対してバカバカしく哲学的な答えをズバッと突き付ける。時に変化球、時に暴投も織り交ぜ、リズムよく。
質問もシンプルで、それに対する答えも、言葉数少なくシンプルでいて、内容は豊富。
また、下らないパワーが高すぎて、笑える部分もしっかり残す。
みうらじゅん、57歳の時の本だが、既にみうらじゅんなりの成熟というか、完成型に近付いてしまっているのではないだろうか。
無駄のない墨絵というか、滑稽さも十分にありながら、味わい深い、俳画のような力強さ。名人芸の世界なのでは。
Posted by ブクログ
「大人のたいへんさ」を子供がみうらじゅんさんに一問一答方式で聞き、答える本。
ウィットに富んだ回答で、時に回答になってないが、リズム感とユーモアを学ぶ本。
そして、「やはり、大人は楽しいなぁ」と思う本。
Posted by ブクログ
大人がコーヒーを飲むのは、機内で外国人キャビンアテンダントに懸命に「コーク」と発音したところコーヒーが運ばれてきて、それ以来、無難なコーヒーを飲むようになったと書いてあって(102-103頁)、それって大人には誰でも経験のある苦い思い出なのだと安心しました。ブランケットと懸命に発音したところ、ブランデーが運ばれてきたり、カプチーノと懸命に発音したところ、カップオブティーかと聞き返されたり、無難にコーヒーしか要求できなくなるのはわたしだけではなかったと!