あらすじ
「ねえ、わたしの話を聞いて……」偶然車に乗せた少女に導かれてマイクが足を踏み入れたのは、十代の子どもばかりが葬られている、忘れ去られた墓地。怯えるマイクの周辺にいつのまにか現れた子どもたちが、次々と語りはじめるのは、彼らの最期の物語だった……。廃病院に写真を撮りにいった少年が最後に見たものは。出来のいい姉に嫉妬するあまり、悪魔の鏡をのぞくように仕向けた妹の運命は。サルの手に少女が願ったことは。大叔母だという女の不潔な家に引き取られた少女が屋根裏で見たものは。ノスタルジー漂うゴーストストーリーの傑作。
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Posted by ブクログ
怖い。ホラーは読みやすいほどに怖いと思うのだけど、作者は児童向けの物語も書いていると知ってなるほどなーと思いました。
ラストでスコットが綺麗にまとめた感あるけど、エドガーだけは…モンスターはどっちかっていうと…
あ、マイク死ななくて良かったね!
Posted by ブクログ
冒頭のキャロルアンの話がないじゃないか!というか出版社の公式あらすじだとメアリアンになってるじゃないかどうした!
デイヴィッドとリッチ以外は自業自得か必ずしも良い子でないからまあいいか、という気持ちに。
Posted by ブクログ
TLでなんとなく評判を見た+甲田学人の新刊読んでホラーを読みたい気持ちが高まっていた結果、手を出した本。
若くして死んだ人々、それもミステリ的、ホラー的、あるいはSF的な死を迎えた者たちの、死に様を描いていく連作短編。
要望には十分応えてくれた。登場人物が割りと気持ちいい人物が多い+何かに立ち向かい、時には勝つエンドも多いので、後味が悪くないのも特徴か。エドガーの話とかは別だけど。